アジア大会2026バレーボールの試合日程・放送予定【男女日本代表メンバーと注目選手】

※この記事は2026年8月26日時点の情報をもとに作成しています。
日本でのアジア大会は1994年の広島大会以来32年ぶり。また、今回の男子は石川祐希・髙橋藍・西田有志らを外した若手選手中心の布陣。女子も石川真佑、島村春世が不在という、これまでの日本代表とは違う編成です。
だからこそ見どころは、これまでの主力選手の代わりにコートに立つ選手の活躍。男子は大塚達宣がどこまでサーブレシーブで貢献できるか。甲斐優斗や高橋慶帆などの若手選手が結果を出してアピールすることができるか。女子は石川真祐という得点源と不動のミドル島村春世が不在の中、関菜々巳がどんなトスワークで組み立てていくのか。和田由紀子・佐藤淑乃に加えて誰が存在感を示してくれるかが非常に楽しみです。
この記事では、日程・放送予定・男女日本代表それぞれの見どころに加え、日本とライバル国の戦い方を解説します。代表戦を観戦するにあたって、トップ選手がどうポジションの役割を果たしているのかに興味がある方は、「バレーボールのポジションと役割を日本代表選手とともに解説」もあわせてご覧ください。
この記事でわかること
- アジア大会2026バレーボールの日程と会場
- テレビ放送・ネット配信の最新状況
- 男女日本代表12人と編成の狙い
- 日本と対戦国の注目選手・戦術的な特徴
アジア大会2026バレーボールの日程・会場

アジア大会2026バレーボールの日程・会場
アジア大会のバレーボール競技は、女子が9月16日から22日、男子が9月27日から10月3日まで行われます。大会の開会式は9月19日ですが、女子は開会式が行われる前から競技が始まるので注意してください。
| 区分 | 予選ラウンド | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝・3位決定戦 |
|---|---|---|---|---|
| 女子 | 9月16日~18日 | 9月20日 | 9月21日 | 9月22日 |
| 男子 | 9月27日~29日 | 10月1日 | 10月2日 | 10月3日 |
会場は、パークアリーナ小牧(小牧市スポーツ公園総合体育館)と岡崎中央総合公園総合体育館です。女子決勝は小牧、男子決勝は岡崎で予定されています。
予選は男女とも4組に分かれ、各組上位2チームが準々決勝へ進出します。日本の組み合わせは次の通りです。
| 区分 | 組 | 対戦国 |
| 女子 | A組 | インドネシア、ネパール |
| 男子 | A組 | パキスタン、カザフスタン、ウズベキスタン |
日本戦の開始時刻はまだ未発表です。女子は2試合しかなく、1つ取りこぼしが、より大きく順位に影響します。男子はパキスタン戦の勝敗が首位通過の可否を左右しそうです。
テレビ放送・ネットでの配信予定

テレビ放送・ネット配信予定
TBSは、アジア大会全体を9月16日から10月4日まで生中継すると発表しています。ただし、2026年8月26日時点では、バレーボールの放送カードや開始時間は発表されていないようです。
| 視聴方法 | 2026年8月26日時点の発表状況 |
| TBS系列 | 大会全体の生中継は発表済み。バレーボールの放送試合は未発表 |
| TVer | バレーボールのライブ・見逃し配信は未発表 |
| U-NEXT | 今大会の配信は未発表 |
前回大会の配信実績だけを理由に「U-NEXTで見られる」とは断定できません。TBSアジア大会公式サイトなどで発表され次第、更新します。
アジア大会男子日本代表に選出されたメンバー12人

男子日本代表メンバー12人
| ポジション | 選手 |
| セッター | 河東祐大、下川諒 |
| アウトサイドヒッター | 大塚達宣、新井雄大(主将)、甲斐優斗、後藤陸翔 |
| オポジット | 西山大翔、高橋慶帆 |
| ミドルブロッカー | 西本圭吾、麻野堅斗、西川馨太郎 |
| リベロ | 高橋和幸 |
大塚達宣が主役となりチームを支えられるかがポイント
今回のメンバーでキーマンとなるのは大塚達宣です。得点で貢献することは当然求められますが、イタリアで磨いたサーブレシーブとつなぎで、どれだけチームの守備に日本代表らしい安定感を支えらえるかが重要になります。
甲斐優斗と高橋慶帆の高い打点からのスパイクは魅力的ですが、相手は甲斐にサーブを集めてレセプションを崩したり、助走に気持ちよく入れないようにしようとしてくるでしょう。甲斐がレシーブで崩されると、ミドルの選択肢が消えてサイドへの単調な展開を強いられてしまい、自身も助走が取れず200cmの高さを活かすことができません。大塚が広範囲でのレセプション受けて、甲斐の攻撃参加をサポートし、加えてセッターに安定したパスを供給することが得点力に直結します。
大塚は2025年12月のイタリアリーグで、20本のサーブレシーブを受けながらアタック決定率67%を記録。彼自身は「レセプションから攻撃へ入る」能力が高く、レセプションの苦手なアウトサイドヒッターがコートにいても、大塚はサポートが可能な選手です。
甲斐優斗と高橋慶帆は、同じ“高さ”でも使い方が違う
甲斐は2026年VNLのベルギー戦で先発し、チーム最多18得点。200cm超えのブロッカーに対し、正面からブロックを弾き飛ばす。ストレート側の手を狙ったブロックアウト。などで得点を重ねました。一方で、しっかりとした踏み込みによる高さの確保が最大の強みでもあるので、レセプション後も十分な助走を確保したいタイプの選手です。
高橋慶帆は前回アジア大会でチーム最多113得点。元ミドルブロッカーで、今はオポジットにコンバートして経験を積み重ねています。得点力は非常に高いですが、西田有志や宮浦健人と比較をするとミスも多い印象です。河東祐大、下川諒の両セッターが、いかに高橋をリズムよく使って、持ち前の爆発力を引き出せるかに注目です。
アジア大会女子日本代表に選出されたメンバー12人

女子日本代表メンバー12人
| ポジション | 選手 |
| セッター | 関菜々巳(主将)、塩出仁美 |
| アウトサイドヒッター | 和田由紀子、佐藤淑乃、鴫原ひなた、廣田あい、北窓絢音、秋本美空 |
| ミドルブロッカー | 山田二千華、山口真季、井上未唯奈 |
| リベロ | 西崎愛菜 |
OH6人・リベロ1人が示す攻撃的な編成
女子は12人中6人がアウトサイドヒッターで、リベロは西崎愛菜1人。石川真佑の穴を埋める狙いもあるのか、レセプションが得な選手、得点力において評価が高い選手、高さのある選手など、様々なタイプのアウトサイドヒッターを招集しています。相手やローテーションで使い分ける戦術を取るのだと思います。
男子とは異なり、関や佐藤・和田、山田などの主力選手が登録されているので、他の選手を試しながら安定した試合運びをすることができるでしょう。代表歴の浅い塩出仁美や廣田あい、西崎愛菜などがどれだけ存在感をアピールできるに注目です。
石川真佑・島村春世不在で試される新しい攻撃の形
石川真佑と島村春世がメンバーに入っていないアジア大会では、単純に2人分の得点を誰が補うかだけでなく、関菜々巳との相性や守備(ディグ・レセプション)での貢献など、試合の流れを保つ役割を誰が果たすのかが重要です。
和田由紀子と佐藤淑乃が得点源になることは変わらないでしょう。そのうえで注目したいのが、北窓絢音と秋本美空がどれだけ得点源として機能することができかが見所。
183cmの北窓は、高さだけでなくレセプションも安定している点に価値があります。レセプションをセッターに返球するだけでなく、そこから関がトスを上げられる選択肢として残るように体勢を維持できれば、北窓にトスが集まり得点する機会も増えるでしょう。
185cmの秋本は、打点の高さを生かしたパイプ(バックアタック)での攻撃参加が期待されます。両サイド・クイックに加えて、4つ目の選択肢を相手のブロックに印象付けることで、相手のブロックが機能し辛くなります。得点に直接繋がらなくとも大型選手として相手に脅威を与えられれば、出場時間は伸びていくと思います。
ミドルで注目したいのが20歳の井上未唯奈です。公式戦でどれだけ関のトスに井上が合わせられるか。井上に関が合わせることができるかが非常に重要です。山田は経験も積んできており、ある程度どどの試合でも一定のパフォーマンスを発揮することができていますが、若手の注目ミドルブロッカーとして井上が次国際試合で計算できるかを見極める機会にもなります。
石川と島村の不在を一人の代役で埋めるのではなく、主力メンバーに加えて、新たにコートに立つ選手が、それぞれの強みを活かすことでチームの力を維持できるかが、アジア大会での大きな見どころ一つです。
対戦国の特徴と警戒すべき選手

対戦国の特徴と警戒すべき選手
男子‗予選はパキスタン、決勝トーナメントではイラン・中国が難敵
予選最大の難敵はパキスタンです。前回大会では韓国にストレート勝ちし、ウスマン・ファリヤドが20得点、ムラド・カーンが18得点。2025年AVCネーションズカップでも準優勝しており、ムラドはベストアウトサイドヒッターに選ばれました。
パキスタンは高さだけでなくサーブも強烈。相手のレセプションを崩してハイセットをブロックで仕留めることを得意としています。日本はリベロと大塚が広めにレセプションを受けて、甲斐のレセプションでの負担を減らして、麻野堅斗らの速攻を選択肢に残せると優位に進められるでしょう。
決勝トーナメントでは3連覇中のイランに加え、中国も要注意。中国は2026年VNLの日本戦で、張哲嘉がアタック決定率70%、4ブロックを記録しました。日本のミドルが中央に残ればサイドへの参加が遅れ、先に外へ動けば速攻を使われます。詳しくはVNL2026男子日本代表・ファイナルラウンド見どころ【中国戦と初優勝への注目ポイント】でも解説しています。
女子‗インドネシア、中国、タイの攻撃設計に注意
インドネシアでは、メガワティ・ハンゲストリが登録されれば最大の警戒対象です。韓国Vリーグで1シーズン1,020得点を挙げた得点能力が極めて高い型オポジットで、ハイセットなどの苦しい展開からでも点を取ることができます。日本は彼女が前衛にいるローテではミドルの選択肢を削れるよう、リスクをとってでもサーブを攻めてブロックを2枚そろえたいところです。
優勝候補の中国は、高いブロックだけが強みではありません。庄宇珊のようなサイドが高い打点からブロックの手先を狙えるし、ディフェンスでもワンタッチボールを長いリーチで拾い、ラリーにつなげてきます。日本は完成した3枚ブロックに高いトスで挑み続けず、関がコンビを組める状況を多く作ることが重要です。
タイはポーンプンの速く低いトスから、チャッチュオンやピンピチャヤが独特の助走テンポで入ってきます。平均身長が高いチームではないですが、各アタッカーが強気でスパイクを放ってくるので、ブロックと連携したディグが求められます。
日本がメダルを獲得するためのポイント

日本がメダルを獲得するためのポイント
男子は、甲斐が攻撃に集中できるように大塚とリベロが中心となりレセプションで耐え、どれだけ、速攻(クイック)の選択肢を残せるか。女子は、和田・佐藤を中心とした攻撃の組み立てのなかで、いかに有効にミドルとパイプを組み込んでいけるか。男女とも、長いラリーの最後だけを見るのではなく、「誰がサーブで狙われいて、相手の攻撃パターンのメインはなにか」をよく見ると試合の流れやプレーの意図がよくわかります。
観戦で見つけた動きを試したい方は、次の記事も参考にしてください。
まとめ|若手中心の日本代表がアジアの強豪に挑む
アジア大会2026のバレーボール競技は、女子が9月16日、男子が9月27日に開幕します。男子・女子ともに新戦力の若手がチームに招集されており、今後の全日本代表がどれだけ世界の舞台で戦えるのかを測る重要な大会です。ぜひ、注目してみて下さい。
放送についてはTBSによる大会全体の生中継が発表されていますが、バレーボールの放送カードとネット配信先はまだ未発表です。新しい情報が発表され次第、日程・放送予定を更新していきます。
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