今回は高校年代のバレーボールで最も注目される大会「春高バレー(全日本バレーボール高等学校選手権大会)」で特に見ておくべき男子選手を紹介していきたいと思います!はじめて春高バレーを観る人でも、紹介する注目選手を知っていれば100倍楽しめると思います。

目次

■注目選手の選定基準

■第1位:岩田 怜緯(東山高校/アウトサイドヒッター)

■第2位:一ノ瀬 漣(鎮西高校・アウトサイドヒッター)

■第3位:落合 康陽(駿台学園/アウトサイドヒッター)

■第4位:小布施 琢磨選手(駿台学園/ミドルブロッカー)

■第5位:森田 陸選手(清風高校/セッター)

■2026年の春高バレー注目選手に共通する特徴とは?

■注目選手が使っているサポーターの傾向

■まとめ:2026年春高バレーは“将来を担う才能”に注目!

注目選手の選定基準

注目選手の選定基準

注目選手の選定基準は高校卒業後、「強豪大学へ進学することが間違いない選手」やプロとして「国内外のリーグで活躍」したり、「将来日本代表に選出されるポテンシャルをもっている選手」を選んでいます。春高バレーのコートに立っているだけで、素晴らしい選手であることは間違いないのですが、特に将来の活躍に期待ができる選手達を紹介していきたいと思います!

第1位:岩田 怜緯(東山高校/アウトサイドヒッター)

第1位は春高バレー2026において、最優秀選手賞を受賞する活躍でチームの日本一に貢献した「岩田 怜緯選手」。類まれないスパイクセンスで得点を量産する高校年代屈指の逸材です。

プロフィール一覧(2026年1月時点)

氏名岩田 怜緯(いわた れい)
出身新潟県
出身校中之口中学校→東山高校
生年月日2008年5月26日
身長189㎝
最高到達点340cm(推定値)
ポジションアウトサイドヒッター
得意なプレー圧倒的なパワーと高さから放つ豪快なスパイク

岩田  怜緯選手のプレースタイル

岩田 怜緯選手の特徴を一言で表すなら「試合の流れを変える破壊力を持ったアウトサイドヒッター」です。高い打点から叩き込む豪快なスパイクは、相手チームの心を折る破壊力を持っています。ストレート、クロスともに高い精度で打つ技術とブロックの隙を見逃さずに打ち抜くスピード感は春高の舞台でも際立っていました。多少トスが乱れても迷いなく振り切れる思い切りの良さがあり、連続得点で一気に流れを引き寄せられるのが岩田選手の最大の魅力です。さらに、勝負どころでのサーブでも相手に強烈なプレッシャーを与え、スパイクとサーブの両面から得点を量産。攻撃の起点として、東山高校の得点源を担う存在感抜群のアウトサイドヒッターです。

岩田 怜緯選手の進路予想と将来性

岩田怜緯選手は、強豪大学へ進学する可能性が高い選手だと考えられます。爆発的な得点能力と高校生離れしたスパイクの決定力は、すでに大学レベルでも十分に通用するクオリティです。特に、一度波に乗ったときの連続得点能力は突出しており、「流れを引き寄せる」ことができる選手として非常に高い評価を受けています。一方で、大学やプロでトップレベルの選手と比較すると、レシーブ力や二段トスなどの繋ぎには課題があることから、フィジカルトレーニングと並行して守備力の強化を果たしてからプロを目指すと思われます。

岩田選手はすでに強豪大学のスカウトから声をかけられていることは間違いないです。年齢が近い東山高校OBで最も活躍している高橋 藍選手が進学した日本体育大学かフィジカルトレーニングに定評がある中央大学に進学する可能性もありますね。

ウエイトトレーニングによる攻撃面でのさらなる成長とトップカテゴリーでも崩れないレシーブ力を兼ね備えれば、日本を代表するアウトサイドヒッターとなる可能性を秘めている逸材です。SVリーガーとして活躍する姿もみたいですが、イタリアなどのバレー先進国での活躍も十分にありえます。石川 祐希選手、高橋 藍選手のような日本バレーボール界をリードするアウトサイドヒッターへの成長を期待ですね。

岩田怜緯選手の関連動画

第2位:一ノ瀬 漣(鎮西高校・アウトサイドヒッター)

第2位は2年生ながら全国屈指の攻撃力と身体能力を誇る「一ノ瀬 漣選手」。高身長・ジャンプ力・テクニックを兼ね備えた将来の日本代表候補です。

プロフィール一覧(2026年1月時点)

氏名一ノ瀬 漣(いちのせ れん)
出身賀県佐賀市
出身校佐賀市立大和中学校→鎮西高校
生年月日2008年9月30日
身長191㎝
最高到達点335cm(推定値)
ポジションアウトサイドヒッター
得意なプレーブロックの上からたたき込むスパイク

一ノ瀬 漣選手のプレースタイル

一ノ瀬選手の強みを一言で表現するなら「どんな場面でも得点を期待できる選手」だと思います。高い打点から打ち下ろすようなスパイクを得意としていますが、ストレートにもクロス方向にも角度を付けて打つことができる技術ももっており、トスが多少乱れてもとっさの判断力と冷静さで打ち切ることもできる。一ノ瀬選手のすごいところが、スパイクだけでなくサーブでも得点が狙えること。大事な場面でも強いサーブを打てるハートの強さを持っており、サービスエースをとってしまいます。ブロックの完成度も高く、相手のスパイクを弾き返して得点を奪うシーンを何度も見せてくれています。

一ノ瀬 漣選手の進路予想と将来性

一ノ瀬選手は王道パターンである高校卒業後に強豪大学へ進学してから、SVリーグへ進むルートを辿る可能性が高いです。理由としては、2年生ながら春高バレーやインターハイといった全国大会でエースとして十分な実績を持ち合わせていること。身長や身体能力的にも高校止まりではなく、上のカテゴリーで戦えるフィジカルを持っていること。一ノ瀬選手の実績について、多くの名門大学やSVリーグのチームが注目していること。などがあげられます。

また、近年の男子バレーボール界では、石川 祐希選手(中央大学)や高橋 藍選手(日本体育大学)のように、一旦は大学に進学してフィジカルトレーニングやサーブレシーブなどの守備を含めた完成度を高めてからプロ入りすることが多いので、一ノ瀬選手も大学へ進学する可能性が高いと思います。進学するとしたら同じ鎮西高校出身で日本代表で活躍したOBがいた早稲田大学などの関東の強豪校でしょう。

一方で、西田 有志選手のように高校卒業後すぐにプロ入りした選手もいますし、海外では若い世代からプロ入りすることの方が普通であることも踏まえると、一ノ瀬選手もプロ入りする可能性は0ではありません。いずれにせよ、高い打点を活かしたスパイク力や高い技術力。全国大会やアンダーカテゴリー代表での経験値を考えると、将来的にプロチームの主力アウトサイドヒッターとしのて活躍や海外リーグへの挑戦、さらには日本代表候補として名前が挙がる存在になる可能性を秘めた選手です。

一ノ瀬 漣選手の関連動画


第3位:落合 康陽(駿台学園/アウトサイドヒッター)

第3位は192㎝の長身アウトサイドヒッターとして駿台学園の春高3連覇に貢献した「落合 康陽選手」。中学時代から全国大会で優秀選手賞に選ばれているバレーエリートです。

プロフィール一覧(2026年1月時点)

氏名落合 康陽(おちあい こうよう)
出身山形県山形市
出身校山形市立第六中学校→駿台学園
生年月日2008年6月7日
身長192㎝
最高到達点328cm(推定値)
ポジションアウトサイドヒッター
得意なプレーレフトからのクロスへの鋭角なスパイク

落合 康陽選手のプレースタイル

落合選手の素晴らしい点は、2年生ながらにして「高さと安定感を兼ね備えたアウトサイドヒッター」であること。192㎝という恵まれた体格に加えて、ジャンプ力も優れているので高校生とは思えない高さからスパイクを放つことができます。また、落合選手は高さだけで押し切るということはせず、相手ブロックの完成前に打ち切れるようにテンポを速くしたり、ブロックの上からコートの奥を狙うような冷静さを感じるプレーを見せたりします。長身スパイカーにありがちなレシーブの不安定さもなく、守備でも貢献できる高いレベルでバランスのとれた選手です。

落合 康陽選手の進路予想と将来性

落合選手は関東の強豪大学に進学する可能性が非常に高いと思います。高校トップクラスの「高さ」と「決定力」、簡単に守備が崩れない安定感はすでに大学レベルでも即戦力と言ってもいいと思います。一方で、落合選手は今が完成形ではなくフィジカルと戦術理解が進む大学年代で才能を更に開花させるタイプの選手。ウエイトトレーニングによる攻撃力の強化と戦術理解による対応力の向上によって、プロのカテゴリーでもトップレベルと言われる選手に進化する可能性があります。

以上の理由から、落合選手は大学に進学する可能性が高く、これまでの実績から強豪大学からのスカウトがあると思われます。駿台学園の有力選手は早稲田大学や筑波大学、明治大学に進学する傾向があるので、落合選手もいずれかの大学に進学する可能性が高いです

強豪大学進学後にキャリアを順調に積み、もう一段階成長をしたら間違いなく多くのスカウトから声をかけられることでしょう。どのチームも高身長のアウトサイドヒッターで前衛でも後衛でも活躍が期待できる選手は喉から手が出るほど欲しい人材です。大学、プロリーグでも安定した成績を残せばアンダーカテゴリー代表やB代表の候補選手になることは間違いないです。ゆくゆくは全日本代表入りをして、チームの主力として支える選手になる未来もあり得る際の持ち主です

落合 康陽選手の関連動画

第4位:小布施 琢磨選手(駿台学園/ミドルブロッカー)

第4位は身長約200㎝の超大型ミドルブロッカー「小布施 琢磨選手」。ミスの少ないクイック攻撃と範囲の広いブロックで勝利に貢献するチームの中心的な存在です。

プロフィール一覧(2026年1月時点)

氏名小布施 琢磨(おぶせ たくま)
出身東京都
出身校獨協中学校→駿台学園
生年月日公表無し
身長198㎝
最高到達点335cm(推定値)
ポジションミドルブロッカー
得意なプレー200㎝の身長を活かしたブロック

小布施 琢磨選手のプレースタイル

小布施選手は「約200㎝の高身長とミスの少ない堅実なプレー」が持ち味です。恵まれた体格を活かしたブロックが強みで、相手のスパイクコースを限定することで守備陣が守りやすい状況を作ってくれています。また、ワンタッチを取る能力も高く、相手セッターがトスワークに工夫を凝らしても粘着質なブロックでスパイクをブロックにひっかけてきます。攻撃面でも高さを活かしたクイックを得意としていますが、派手さよりもミスをしないことを大切にしており、リスクを抑えながら着実に得点を重ねていく冷静なプレーヤーです

小布施 琢磨選手の進路予想と将来性

小布施琢磨選手は、高校卒業後にすぐにプロに進むよりも大学でフィジカルや攻撃の幅や技術を磨くという選択をすると思われます。春高王者である駿台学園の主力ミドルブロッカーであることから、多くの強豪大学から声がかかることでしょう。身長だけなら国内トップクラスではありますが、まだ線が細くトッププロとのゲームになるとパワー不足かもしれません。大学でのトレーニングで筋力を増強してスパイクとサーブの威力を高めることと、クイックのパターンを増やすことでSVリーグでも重宝される選手になるでしょう

以上の理由から、小布施選手は卒業後にSVリーグ入りして外国人監督の指導やリーグ戦で試合に勝つことだけにコミットするような環境からスタートするより、高さと堅実さという強みはそのままに、大学で筋力と更なる戦術理解をじっくりと身に付ける選択を監督も勧めるのではないでしょうか

198㎝の高さと駿台学園での活躍から、すでに多くのプロチームから注目されていることは間違いありません。また、爆発力よりも安定感や堅実なプレーを重視するスタイルは安定して活躍を計算できることから、大きく崩れることがなく起用しやすいタイプだと思います。このままのスタイルでスパイクとサーブに力強さを兼ね備えることができると全日本代表への招集も視野に入ってくるかもしれません。

小布施 琢磨選手の関連動画

第5位:森田 陸選手(清風高校/セッター)

第5位は2026年度の春高バレーで清風高校を準優勝に導いたチームの司令塔「森田 陸選手」。冷静な判断力と安定したトスワークで堅実なゲームメイクを得意とする正統派のセッターです。

プロフィール一覧(2026年1月時点)

氏名森田 陸(もりた りく)
出身大阪府
出身校雄新中学校→清風高校
生年月日公表無し
身長178㎝
最高到達点320cm(推定値)
ポジションセッター
得意なプレークイックを軸に展開するテンポの速いトスワーク

森田 陸選手のプレースタイル

森田選手は「テンポの速いトスワークが最大の武器」です。特にAクイックやBクイックの精度が高く、積極的に使うことで相手ブロッカーにミドルアタッカーを意識させて翻弄します。速い展開の中でもトスの質が安定しており、ラリー中でも攻撃のリズムを崩さない技術も素晴らしいです。また、状況判断に優れており相手のブロックの弱いところや自チームのアタッカーの状態を踏まえて冷静にゲームを展開することができます。速いトスワークと配球の工夫でチームを勝利に導く技巧派セッターです。

森田 陸選手の進路予想と将来性

森田陸選手は、清風高校で司令塔としてチームをまとめてきた実績から、強豪大学からのスカウトは当然のこととし、SVリーグのスカウトからも注目されていることは間違いありません。ただし、判断力やトスワークの完成度は高校年代で最高峰の水準にありますが、大学カテゴリートップレベルのセッターと比較すると、フィジカル面やブロック、戦術理解などで課題が残る部分もあります。まずは強豪大学に進学して、筋力トレーニングによる体幹や下半身の強化に努め、トスのバリエーションや精度を高めることで、SVリーグでも通用するセッターへの成長を目指していくと思われます

以上の理由から、森田選手はSVリーグを目指すのではなく、セッターとしての基礎能力と完成度をさらに高められる大学を選択すると思います。セッターの育成に定評のある早稲田大学や筑波大学、日本体育大学あたりが可能性が高いのではないでしょうか

クイックや早い平行トスを重視するプレースタイルなのにもかかわらず、試合を大きく崩さずに組み立てられる点で評価が高く、上のカテゴリーでも通用するタイプです。このままトスの精度に加えて、サーブやブロックでの貢献度が向上すれば、SVリーグで正セッターを任される存在となり、将来的には年代別代表や全日本代表候補として名前が挙がる可能性も十分にあるでしょう。

森田 陸選手の関連動画

2026年の春高バレー注目選手に共通する特徴とは?

2026年の春高バレー注目選手に共通する特徴とは?

2026年の春高バレー全体を通じて高校年代の戦術理解や技術レベルが上がっていると感じました。ブロックとレシーブが連携した組織的な守備や洗練されたトスワーク。アタッカーの引き出しの多さなど、どの試合も高レベルな展開が多く見応えがありました。今回紹介した注目選手5名も当然レベルが高いのですが、共通して言えることは「自分の強みや武器の活かし方を理解している」というところだと思います。5名とも個人として技術が優れているだけでなく、チーム戦術の中でその強みや武器を最大限に発揮するためのゲーム運びや場面を明確に理解しています。自分の強みを発揮するためにどう位置取りをするのか。どの場面で勝負をしかけたら有利か。どこまで攻めたトスを上げても大丈夫そうなのか。など、自分の力量を理解しながらチーム全体で相手を倒すことを考えていたのではないでしょうか。各チームともに「注目選手を活かすための戦術」ではなく、「注目選手の強みを活かした戦術」で戦っていた印象です。

注目選手が使っているサポーターの傾向

注目選手が使っているサポーターの傾向

2026年の春高バレーで注目されている選手達の共通点は特徴だけでなく、使用しているサポーターにも共通した傾向が見られます。

まず多くの選手に共通しているのが、膝・足首まわりのサポーター着用率の高さです。アウトサイドヒッターやミドルブロッカーといったジャンプの回数が多くなるポジションの選手は、着地時の衝撃を和らげる膝サポーターや、踏み切り時の安定感を高める足首サポーターを着用している選手が非常に多いです。特に、ジャンプ力や打点を武器にする選手ほど、ケガ予防とパフォーマンス維持を重視している印象ですね。

また、高校生年代では試合数や練習量が多くなる傾向があるので、「固定力が強すぎない」「動きを妨げない」「長時間つけてもズレにくい」といったプレー感覚を損なわないタイプが好まれるようです。トップレベルの選手は高校生年代からコンディション管理や怪我の予防への意識が高いということがうかがえます。

春高バレーで注目されるような選手たちは「ケガの予防」「パフォーマンスを損なわない」など、自身のプレースタイルや試合数(練習量)を踏まえてサポーターを選択しています。これから春高を目指す中高生や、レベルアップを狙うプレーヤーにとっても注目選手達のサポーター選びは大いに参考になるポイントと言えるでしょう。

▶ 春高バレー注目選手が選ぶサポーター・用具まとめはこちら

まとめ:2026年春高バレーは“将来を担う才能”に注目!

今回は、2026年の春高バレーで特に注目すべき男子選手を紹介しました。将来的にはSVリーグや日本代表、さらには海外リーグで活躍する可能性を秘めた選手ばかりです。注目選手は特に能力が高いのですが、近年の高校年代は全体的にレベルが上がっていると思います。出場選手達に共通するのは「高校生とは思えない戦術理解」と「自分の武器に磨きをかけている」ところ。その中で、「特に身体能力が高い」「理解している戦術を高い次元で体現できる」「自分の武器で勝敗を決定付ける」という選手が紹介した選手達の特徴だと思います。また、厳しい練習や激しい試合を戦う選手達の膝や足首のサポーターを活用するなど、コンディション管理への意識の高さも印象的でした。彼らのバレーの技術やアスリートとして怪我の予防にも気を付ける。という姿勢はこれから春高を目指す選手や、レベルアップを狙う中高生にとっても大いに参考になると思います。

春高バレーは若い世代の大会なので、勝敗だけでなく「この中から誰が次のスターになるのか?」という視点で観戦すると、より一層楽しめる大会だと思います。ぜひ、自分の思う「将来の日本代表候補選手」に注目しながら春高バレーを観戦してみてください!

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