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2024-25_SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の注目アウトサイドヒッターランキング【TOP5】

ついにバレーボールの新リーグ・SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)が2024年10月12日に開幕しました。NECレッドロケッツ川崎VS埼玉上尾メディックスを含む4試合を皮切りに全国で日本一のバレーボールチームを決める戦いが繰り広げられています。女子バレーボール日本代表の活躍により注目されていることもあり、SVリーグへの期待もかなりのもの。長く全日本代表でエースを務めてきた古賀紗理奈選手の引退。日本の若きエース石川真祐選手の海外クラブ挑戦もありますが、「林琴奈選手」や「山田二千華選手」、「井上愛里沙選手」などパリオリンピックで活躍した選手達が参戦しています。世界でも通用する選手達が日本一を目指し鎬を削り戦う。今回はそんな2024‐25‗V.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)では、特にどの選手に注目すべきなのかを解説していきたいと思います。

すでに代表で活躍している選手から将来を嘱望されている選手まで、たくさんの注目選手がいますが、今回は厳選した5名の選手を紹介・解説していきます!

■目次

・5位‗モンチベレル ロザマリア選手(デンソーエアリービーズ)

・4位‗黒後 愛選手(埼玉上尾メディックス

・3位‗林 琴奈選手(大阪マーヴェラス)

・2位‗佐藤 淑乃選手(NECレッドロケッツ川崎)

・1位‗井上 愛里沙選手(ヴィクトリーナ姫路)

今回の記事もだいたい5分程度で読み終えるくらいの記事なので、ぜひ最後までチェックしてみててください!

・5位‗モンチベレル ロザマリア選手(デンソーエアリービーズ)

5位はデンソーエアリービーズの「モンチベレル ロザマリア選手」。ブラジル代表のアウトサイドヒッターで、アンダー23の世界選手権で金メダル獲得したこを皮切りに、ワールドグランプリで金メダル。東京オリンピック、ネーションズリーグ、世界選手権で銀メダル獲得と数々の実績を積み上げています。スパイク(強打)でゴリ押しできるパワーの持ち主で非常に得点能力に優れている選手です。純粋なパワーだけであれば間違いなく今期のSVリーグ№1。典型的なパワータイプの選手なので、一度勢いを乗せてしまうとシンプルなバレーボールで押してくるが故に止めることが非常に難しいです。ブロックやサーブでの得点も多く、気が付けばロザマリア選手一人に大量得点を許している。という展開も少なくないでしょう。若干サーブレシーブが苦手ではあるので、サーブで狙って波に乗せないようにするチームも多いでしょう。SVリーグ№1のパワーで対戦相手を粉砕するロザマリア選手に注目です!

モンチベル ロザマリア選手のプロフィール

出身地 ブラジル
生年月日 1994年4月9日
身長/体重 185㎝/76kg
最高到達点/ブロック 291㎝/285cm
利き腕
来歴 FVブスト⇒デンソーエアリービーズ(2023年~)
ポジション アウトサイドヒッター

モンチベル ロザマリア選手のスーパープレー集

・4位‗黒後 愛選手(埼玉上尾メディックス)

4位は復活のエース「黒後 愛選手」。黒後選手は高校女子バレー界の名門、下北沢成徳高校で、春高(全日本バレーボール高等学校選手権大会)・インターハイで優勝。卒業後は東レアローズ(現・東レアローズ滋賀)に入団すると最優秀新人賞に選ばれ、その後もリーグ準優勝に導くなど主力として活躍。2018年の世界選手権以降、日本代表のエースを任され、東京オリンピックにも出場した「女子バレーボール界のヒロイン」でした。しかし、東京オリンピックの直後、結果を出すことができず悩んでいたところに苛烈なスケジュールが重なり心身ともに疲弊。1年間の教養をとることになります。翌シーズンからチームに復帰をしますが、控えの守備要員として起用されることが多く、かつての輝きを陰りを見せていました。しかし、「新しい環境で挑戦したい!」という思いから、2023-24シーズンに埼玉上尾メディックスに移籍すると徐々に出場機会を増やし、シーズン中盤には先発出場を果たし勝利に貢献します。その後もコンスタントに活躍する姿を見せ、チームを過去最高に並ぶ3位に押し上げます。東京オリンピックの挫折から復活を果たしたヒロイン「黒後 愛」が新リーグでどんな活躍を見せるのか、要注目です!

黒後 愛選手のプロフィール

出身 栃木県宇都宮市
生年月日 1998年6月14日
身長/体重 180㎝/70kg
最高到達点/ブロック 306㎝/289cm
利き腕
来歴 東レアローズ滋賀⇒埼玉上尾メディックス(2023年~)
ポジション アウトサイドヒッター

黒後 愛選手のスーパープレー集

・3位‗林 琴奈選手(大阪マーヴェラス)

3位はパリオリンピックでも攻守の要として活躍した職人「林 琴奈選手」。金蘭会中学校で日本一。金蘭会高校で春高・国体で優勝。大阪マーヴェラスにスーパールーキーとして入団。入団1年目にもかかわらず、リーグ優勝をかけた試合に起用されるというとてつもないキャリアを持っている選手です。とにかくスパイク・ブロック・レシーブそれぞれの技術が高い!特にレシーブ力は日本人アウトサイドヒッターの中でも群を抜いており、SVリーグ№1でしょう強打レシーブ(ディグ)・サーブカット(レセプション)ともに得意で過去に幾度もチームのピンチを救ってきています。攻撃でも高い技術力を活かし、自由自在にコースを打ち分け、広い視野でブロックもうまく使って得点を重ねられる選手です。また、試合で勝つための方法や負けないための考え方をよく理解している選手で、ここぞという時に勝負をかけられるし、ミスをしてはいけないところではミスをしない。常に冷静沈着な思考を持ちながら戦える選手です。女子バレーボール日本代表に欠かせない選手が魅せる「高い技術と戦術」にぜひ注目してみて下さい!

林 琴奈選手のプロフィール

出身 京都府京都市
生年月日 1999年11月13日
身長/体重 173㎝/60kg
最高到達点/ブロック 292㎝/280cm
利き腕
来歴 金蘭高等学校校⇒大阪ブルテオン(2018年~)
ポジション アウトサイドヒッター

林 琴奈選手のスーパープレー集

・2位‗佐藤 淑乃選手(NECレッドロケッツ川崎)

2位はパリオリンピックを最後に引退した日本女子バレーボール界のヒロイン古賀 紗理奈選手の後継者「佐藤 淑乃選手」。筑波大学3年生(2022年)の時に女子バレーボール全日本代表に選出されると、同年のネイションズリーグでシニア代表デビュー。世界選手権にも出場し、強烈なサーブでブレイクポイントのきっかけを作る役割を任される。全日本代表では効果率の高いサーブをメインに貢献をしていましたが、NECレッドロケッツ川崎ではエースとしてチームの得点源を担っています。負けん気の強いアグレッシブなプレースタイルが特徴で、高い打点としなやかなフォームから放つキレのあるアタックが魅力。全身のバネをうまく使う力みのない美しいプレーでファンを魅了しています。引退によりチームを去った古賀 紗理奈選手の背番号2を引き継ぐ佐藤選手。NECレッドロケッツ川崎のルーキーが女子バレーボール界の新たなヒロインとなれるのか期待が高まります!

佐藤 淑乃選手のプロフィール

出身 千葉県千葉市
生年月日 2001年11月12日
身長/体重 178㎝/62kg
最高到達点/ブロック 305㎝/2m90cm
利き腕
来歴 筑波大学⇒NECレッドロケッツ川崎(2023年~)
ポジション アウトサイドヒッター

佐藤 淑乃選手のハイライト動画

・1位‗井上 愛里沙選手(ヴィクトリーナ姫路)

2024-25_SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ)でもっとも注目すべき選手は、「井上 亜里沙選手」。井上選手は古賀 紗理奈の1つ年上で同世代。ジュニア時代から輝かしいキャリアと実績を積んできました。高校生時代は唯一、井上選手だけが全日本ジュニア代表に選出され、筑波大学時代はユニバーシアードでキャプテンを務め、名門クラブである久光製薬スプリングス(現‗久光スプリングス)に即戦力として入団。Vリーガーとしての実績も文句なし。令和3年度皇后杯全日本バレーボール選手権大会でMVPを受賞2021-22シーズンには584得点の日本記録を叩き出し、MVP、ベスト6に輝きます。まさに実力・実績ともに超一級。しかし、絶好調だった井上選手が東京オリンピック代表選考に落選。夢の舞台への出場は叶いませんでした。井上選手にとって非常に大きな挫折となり一時は引退も考えるほど落ち込みますが、真鍋監督に声かけられ、再びオリンピックに挑戦。久光スプリングスからフランスリーグに移籍し、海外クラブでプレー。ネイションズリーグ・世界選手権で実績を上げてパリオリンピックへの出場を果たします。実績・経験・実力ともに2024-25_SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ)で№1の井上選手に要注目です!

井上 亜里沙選手のプロフィール

出身 都府舞鶴市
生年月日 1995年5月8日
身長/体重 178㎝/67kg
最高到達点/ブロック 303㎝/288cm
利き腕
来歴 サン=ラファエル⇒ヴィクトリーナ姫路(2023年~)
ポジション アウトサイドヒッター

井上 亜里沙選手のスーパープレー集

まとめ

今回紹介した5名は私が個人的に2024‐25‗SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)で注目すべきと思うアウトサイドヒッターですが、いかがでしたでしょうか?バレーボールファンの方からしたら、「いや。あの選手を入れるべきだ!」とか「順位を変えた方がいい!」などのご意見もあるかもしれませんが、紹介した5名の選手がリーグ最高峰であることは間違いありません。ただ、この他にもたくさんの注目選手がいます。世界と対等に渡り合える選手、実際に海外リーグでも実績を積み重ねてきた選手。そんな選手達が国内リーグで火花を散らし戦う。もう日本のバレーボールリーグは世界レベルに達しています。そして、国内リーグのレベルが高ければ高いほど女子バレーボール全日本代表は強くなります。これからのバレーボールは国内リーグも国際大会も目が離せません。ぜひ、国内最高のSV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のレべル・熱量を会場で体感してみて下さい!

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