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【女子バレーボール】19歳のスーパールーキー秋元美空の経歴・プロフィール解説

【女子バレーの秋元 美空選手ってどんな選手なのか知りたい!】

「最近、全日本女子バレーボール代表に10代の選手が招集されたって聞いたけど、どんな選手なの?木村 沙織や古賀 紗理奈みたいに日本代表をけん引するようなスター選手に成長しそうなのかな?これまでのキャリアやプロフィール、特にどこがすごいのかを詳しく教えて欲しい!」

女子バレーボールファンにとって、「新たなニューヒロイン」は誰しもが気になるテーマですよね。栗原 恵、木村 沙織、古賀 紗理奈と多くのヒロインが誕生してきた女子バレーボールですが、今回のテーマである「秋元 美空選手」女子バレーボールの次の時代を創るスーパーエースになれる選手なのか?しっかりと解説していきたいと思います。

コンテンツ

・秋元 美空選手のプロフィール

・秋元 美空選手の経歴

・秋元 美空選手が特に優れている3つの能力

これまで数々のヒロイン達が日本の女子バレーボール界をけん引してきましたが、新たなヒロイン候補として注目されている「秋元 美空選手」がどんな選手なのか、プロフィールや経歴を交えながらじっくりと解説していきたいと思います。5分程度で読み終えれる記事なので、全日本女子に現れた新たなスターに興味がある人はぜひチェックしてみて下さい!

・秋元 美空選手のプロフィール

・秋元 美空選手のプロフィール

まずは秋元 美空選手がどんな選手なのかを「身長」や「最高到達」等の数値やプロフィールから紹介していきたいと思います。

プロフィール一覧(2025年8月時点)

出身神奈川県
出身校共栄学園高等学校
所属チームドレスナーSC(ドイツ・ブンデスリーガ1部)
生年月日2006年8月18日(19歳)
身長185㎝
最高到達点/ブロック316㎝/298cm
ポジションアウトサイドヒッター
血液型O型
好物いちご・お刺身
得意なプレーサーブ

秋元 美空選手は身長が185㎝で最高到達点は316㎝。日本代表の最高到達点の平均が295㎝なので、秋元 美空選手の打点の高さは国内トップクラスであることがよくわかります。まだ19歳でありながら海外リーグへの挑戦も決まっており、これからの活躍が楽しみな選手です。

■最高到達点とは?

最高到達点とはいわゆる「打点の高さ」を示すものです。ジャンプをした時に腕を上に伸ばした指先の高さのことで、バレーボール選手を評価する際に重要な指標として用いられます。

■指高とは?

指高とは腕を上に伸ばしきった際の指先の高さを示すものです。着地した状態で計測するものであり、打点の高さとは異なります。指高の高さにジャンプが加わることで最高到達点となります。

・秋元 美空選手の経歴(小学校~ドレスナーSC)

秋元 美空選手は、元日本代表の大友 愛さんの長女として生まれ、共栄学園高等学校在学中に16歳で全日本女子バレーボール代表に初招集されます。2025年1月にSVリーグのヴィクトリーナ姫路に入団すると2025年8月にはドイツ・ブンデスリーガ1部のドレスナーSCへのレンタル移籍が発表されました。そんな秋元 美空選手の経歴を詳しく見ていきましょう。

秋元 美空選手の経歴

●2019年4月~2022年3月:共栄学園中学校時代
●2022年4月~2025年3月:共栄学園高等学校時代
●2025年3月~現在:共栄学園高等学校卒業後

共栄学園中学校時代

秋元 美空選手は母親である元女子バレーボール日本代表の大友 愛さんの影響から小学2年生からバレーボールをはじめました。小学6年生時点で身長が163㎝あり、体格に恵まれていたこともあり、この頃からすでに注目をされていました。2019年に共栄学園中学校に進学すると、メインはオポジット(攻撃専門のポジション)でプレーしながらミドルブロッカーやセッターなどのポジションでも活躍します。2021年にJOC(全国都道府県対抗中学大会)に出場し、オリンピック有望選手賞を受賞全国中学校バレーボール選手権にも出場しており、優秀選手に選ばれています。中学校入学時は163㎝だった身長も卒業時には181㎝まで伸び、進学先である共栄学園高等学校からも大きな期待を寄せられました。

共栄学園高等学校時代

共栄学園高等学校に入学すると早々に主力として活躍。世代別の代表でもU18アジアユース選手権で優勝。U19世界選手権ではベストスコアラー、ベストアタッカーに選出され、さらにU20アジア選手権ではベストオポジット賞を受賞。常にチームの勝利に大きく貢献する活躍を見せ、結果を残し続けます。世代の代表での活躍もあり、高校2年生時に全日本代表として選手登録をされます。また、共栄学園高等学校でも主将として春高バレーに出場。エースと呼ぶにふさわしい活躍で19年ぶりの優勝に導く原動力となります。準決勝の就実高校戦では42得点、決勝の下北沢成徳高校戦では35得点と圧倒的な攻撃力をみせ、MVP(大会最優秀選手賞)を受賞します。

共栄学園高等学校卒業後

秋元 美空選手は2025年1月16日にSVリーグの強豪クラブであるヴィクトリーナ姫路と正式にプロ契約を交わします。同年の3月5日にはチームと合流し、本格的にプロバレーボール選手としてのキャリアを歩み始めます。合流直後の3月8日のNECレッドロケッツ川崎戦でSVリーグデビューを果たすと、3月16日のデンソーエアリービーズ戦では出場3試合目にして初得点をマークしたと思ったら、その試合で21得点と大暴れ。チーム最多得点を記録し、SVリーグでも通用することを証明します。また、2025年6月4日にネイションズリーグのオランダ戦で全日本代表デビューを果たすと7月9日のフランス戦で初得点。翌日10日の韓国戦では初のスターティングメンバー入りすると攻守で躍動し、11得点の活躍を見せてくれました。18歳にして、代表でも着実に存在感を大きくしています。また、2025年8月1日に「ロサンゼルス五輪を見据え、世界の強豪国と戦える選手に成長するため」という決意からドイツ・ブンデスリーガ1部のドレスナーSCに1年間のレンタル移籍への挑戦を発表しました。

・秋元 美空選手が特に優れている3つの能力

・秋元 美空選手が特に優れている3つの能力

秋元 美空選手が他のTOP選手と比較しても優れているのは「①恵まれた体格を活かした強烈なスパイク」・「②高いディフェンス能力を兼ね備えたオールラウンダー」・「③ゲームの勝負所や国際大会でもブレない強靭なメンタル」の3つです。

①恵まれた体格を活かした強烈なスパイク

秋元 美空選手の身長は185㎝で最高到達点は約316㎝。これは日本のトップ選手どころか世界レベルのアウトサイドヒッターと比較してもトップクラスの高さ。いい状態でスパイクに入ることができれば、ブロッカーの頭上を越える打点から打ち込むことができてしまいます。背は高いけどスパイクに威力がなく決めきることができない。という話を大型選手のあるあるとしてよく耳にしますが、秋元 美空選手は高さに加えてパワーも兼ね備えています。特にスイングスピードが速いので、ブロックが完成する前にキレのある強烈なスパイクを叩きこむことができます。また、多少トスが乱れたとしても体勢をキープしながら強打を打つことができる体幹の持ち主なので、どんな状態からでも得点を狙えるアタッカーと言えます。

②高いディフェンス能力を兼ね備えたオールラウンダー

秋元 美空選手は恵まれた体格から共栄学園高等学校入学時はオポジットでしたが、本人の「オールラウンダーを目指したい」という強い気持ちもあり、アウトサイドヒッターに転向。そこからレセプション(サーブカット)/ディグ(強打レシーブ)の練習に力を入れはじめます。自身も「高身長であることから、レシーブができない選手と思われがち」と語っていますが、共栄学園高等学校の名将 中村監督から「あの身長でサーブレシーブができるアウトサイドヒッターはなかなかいない」と絶賛されるほどの安定感を持ち合わせています。実際にネイションズリーグ2025の韓国戦では、全日本代表初スタメンでありながら、チーム最多の26本のサーブを受け、ミスは0本と圧倒的な安定感を見せていました。まだ19歳と全日本代表最年少でありながら高いレシーブ能力と高身長を兼ね備えている秋元 美空選手。このまま経験を重ね、更に成長を続けていけば間違いなく代表を背負うような選手なることでしょう。

③ゲームの勝負所や国際大会でもブレない強靭なメンタル

秋元 美空選手は単に身体能力に優れているだけではなく、国際大会でも少ないチャンスや勝負所で結果を出すことができる勝負強さを持っています。日本代表のデビュー戦でも途中出場ながらきっちり得点を奪いチームに貢献をしました。秋元 美空選手本人も「緊張はあまりしない。ワクワクしました」とコメントをしている通り、試合は「練習したことを発揮できるか、自分を試す場でもあり成長できる瞬間」という考えを持っているそうです。また、ミスをしても自身のプレーで取り返すという気持ちを大切にしており、窮地に立たされても決して屈することなく戦う姿勢を崩しません。自分の才能に驕ることなく高い意識と強い気持ちで結果を残す。その強靭なメンタルが彼女の活躍や結果につながっているのだと思います。

・バレーボールを観戦するなら「J SPORTS」で!

ここまで、秋元 美空選手のプロフィールや経歴を紹介してきましたが、国内トップリーグであるSVリーグでは多くの選手達が躍動しています。そんな彼女たちの活躍をチェックするなら、「J SPORTSオンデマンド」がおすすめ

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まとめ:秋元 美空選手は日本を代表する「次代のエース」

いろいろと解説してきましたが、いかがだったでしょうか?過去にも木村 沙織や古賀 紗理奈、栗原 恵など多くのエースが日本代表を支えてきました。秋元 美空選手はそんな先人達にも全く引けを取らない逸材ではないでしょうか?日本人離れした体格、攻撃力と守備力が共存する才能、最年少という将来性。どれをとっても世界と対等以上に戦える才能の持ち主だと思います。これからの日本女子バレーボール界をリードしてくれるであろう秋元 美空選手から目が離せないですね!!

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