【パリオリンピックまでにバレーボール日本代表について知りたい】
「パリオリンピックが2024年の7月に開催されるけど、どんな選手が代表に選ばれていて、誰に注目するべきなのか?バレーボール日本代表の選手について教えて欲しい!!」
そんな人に向けて、今回はバレーボール男子日本代表の登録選手と注目選手を紹介していきたいと思います。
■コンテンツ
・2023年度‗バレーボール男子日本代表メンバー紹介
・活躍が期待されている注目選手【ポジション別】
・龍神NIPPON‗パリ五輪出場への道
それでは、3つの各コンテンツをなるべくわかりやすく解説していきます。10分くらいで読める記事ですので、ぜひ一読してみて下さい。
・2023年度‗バレーボール男子日本代表メンバー紹介
・2023年度‗バレーボール男子日本代表メンバー紹介
まずは、どんな選手がバレーボール男子日本代表に招集されているのかを紹介していきますね。現在、日本代表のメンバーとして登録されているのは37名。37名の選手を選びに選び抜き、最終的にはオリンピック登録メンバーとなれるのはたったの12名。約3分の1になるまで選考されるわけですから、オリンピックに出場するためには熾烈なメンバー争いに勝ち抜く必要があるというわけです。
それでは、さっそくメンバーをポジション別に紹介していきたいと思います。所属チームや身長などの簡単な選手情報も載せておきますので、興味が沸いた選手がいれば詳しく調べてみてください。
アウトサイドヒッター
まずはアウトサイドヒッター。アウトサイドヒッターは11名選出されており、オリンピックに出場できる登録メンバーは3~4名まで絞られます。
■氏名:石川 祐希選手
■所属チーム:パワーバレー・ミラノ(イタリア)
■生年月日:1995年12月11日
■身長/体重:192cm/84kg
■選手紹介:世界が認める日本の大エース
■氏名:大塚 達宣選手
■所属チーム:パナソニックパンサーズ
■生年月日:2000年11月05日
■身長/体重:195cm/87kg
■選手紹介:Vリーグ最優秀新人賞の大型サウスポー
■氏名:高梨 健太選手
■所属チーム:ウルフドックス名古屋
■生年月日:1997年3月25日
■身長/体重:190㎝/85kg
■選手紹介:東京オリンピックでも活躍をした点取り屋
■氏名:富田 将馬選手
■所属チーム:東レアローズ
■生年月日:1997年6月20日
■身長/体重:190㎝/80kg
■選手紹介:安定感が強味の東レを背負う期待の若手選手
■氏名:高橋 藍選手
■所属チーム:パッラヴォーロ・パドヴァ(イタリア)
■生年月日:2001年9月2日
■身長/体重:188㎝/72kg
■選手紹介:日本バレー界に彗星の如く現れた期待の新人
■氏名:柳田 将洋選手
■所属チーム:ジェイテクトSTINGS
■生年月日:1992年7月6日
■身長/体重:186㎝/80kg
■選手紹介:2年ぶりに代表復帰したビックサーバー
■氏名:小澤 宙輝選手
■所属チーム:東レアローズ
■生年月日:1997年9月21日
■身長/体重:186㎝/83kg
■選手紹介:オポジットもこなせるパワーヒッター
■氏名:藤中 謙也選手
■所属チーム:サントリーサンバーズ
■生年月日:1993年7月25日
■身長/体重:188㎝/83kg
■選手紹介:バランス・安定感が抜群の技巧派アウトサイドヒッター
■氏名:山崎 彰都選手
■所属チーム:ウルフドックス名古屋
■生年月日:1997年10月16日
■身長/体重:190㎝/75kg
■選手紹介:丁寧なプレーに定評あるバランス感覚が優れた選手
■氏名:甲斐 優斗選手
■所属チーム:専修大学
■生年月日:2003年9月25日
■身長/体重:200㎝/79kg
■選手紹介:成長著しい長身アウトサイドヒッター
■氏名:新井 雄大選手
■所属チーム:JTサンダーズ広島
■生年月日:1998年6月27日
■身長/体重:188㎝/85kg
■選手紹介:圧倒的なジャンプ力と攻撃力を誇る点取り屋
ミドルブロッカー
続いて、攻守の要となるミドルブロッカー。ミドルブロッカーは10名選出されており、アウトサイドヒッターと同様に3~4名まで選考されます。
■氏名:小野寺 大志選手
■所属チーム:JTサンダーズ広島
■生年月日:1996年2月27日
■身長/体重:202㎝/98kg
■選手紹介:頭脳と経験でブロックを量産するクレバーな選手
■氏名:山内 晶大選手
■所属チーム:パナソニックパンサーズ
■生年月日:1993年11月30日
■身長/体重:204㎝/85kg
■選手紹介:スピード・高さ・キレのあるクイックが魅力
■氏名:髙橋 健太郎選手
■所属チーム:東レアローズ
■生年月日:1995年2月8日
■身長/体重:201㎝/93kg
■選手紹介:力強いスパイクを放つフィジカルモンスター
■氏名:村山 豪選手
■所属チーム:ジェイテクトSTINGS
■生年月日:1998年7月30日
■身長/体重:191㎝/83kg
■選手紹介:ブロックが強味のVリーグ21-22シーズンの最優秀新人賞
■氏名:佐藤 駿一郎選手
■所属チーム:ジェイテクトSTINGS
■生年月日:2000年5月17日
■身長/体重:205㎝/95kg
■選手紹介:高い打点からのクイックが得意の攻撃型ミドル
■氏名:難波 尭弘選手
■所属チーム:東レアローズ
■生年月日:1998年5月1日
■身長/体重:198㎝/95kg
■選手紹介:サーブが持ち味のオールラウンダータイプのミドル
■氏名:エバデダン ラリー選手
■所属チーム:パナソニックパンサーズ
■生年月日:2000年8月18日
■身長/体重:195㎝/86kg
■選手紹介:圧倒的な滞空時間と高さが魅力の期待の若手選手
■氏名:麻野 堅斗選手
■所属チーム:早稲田大学
■生年月日:2007年12月24日
■身長/体重:204㎝/93kg
■選手紹介:全日本代表最高身長を誇る驚異の大学1年生
■氏名:樫村 大仁選手
■所属チーム:サントリーサンバーズ
■生年月日:1999年1月15日
■身長/体重:196㎝/92kg
■選手紹介:高い身体能力と判断の速さがブロックを量産
■氏名:三輪 大将選手
■所属チーム:VC長野トライデンツ
■生年月日:1999年12月17日
■身長/体重:192㎝/80kg
■選手紹介:独特なフォームからのトリッキーなスパイクが強味
オポジット
攻撃(得点)することに特化したポジションのオポジット。オポジットは4名選出されており、最終的に1~2名まで選考されます。
■氏名:西田 有志選手
■所属チーム:ジェイテクトSTINGS
■生年月日:2000年1月30日
■身長/体重:186㎝/87kg
■選手紹介:日本が誇る世界トップクラスのオポジット
■氏名:宮浦 健人選手
■所属チーム:スタル・ニサ(ポーランド)
■生年月日:1999年2月22日
■身長/体重:190㎝/87kg
■選手紹介:アジア選手権ベストオポジット賞受賞のビックサーバー
■氏名:西山 大翔選手
■所属チーム:パナソニックパンサーズ
■生年月日:2003年3月4日
■身長/体重:193㎝/80kg
■選手紹介:アウトサイドヒッターもこなす万能型のオポジット
■氏名:高橋 慶帆選手
■所属チーム:法政大学
■生年月日:2003年10月13日
■身長/体重:193㎝/78kg
■選手紹介:次世代の日本代表を背負う期待の若手選手
セッター
チームの司令塔であるセッター。セッターは6名選出されており、オリンピック登録選手に残れるのはたったの2名。
■氏名:深津 旭弘選手
■所属チーム:堺ブレイザーズ
■生年月日:1987年7月23日
■身長/体重:183㎝/78kg
■選手紹介:気迫と熱意あふれる経験豊富なベテランセッター
■氏名:関田 誠大選手
■所属チーム:ジェイテクトSTINGS
■生年月日:1993年11月20日
■身長/体重:175㎝/71kg
■選手紹介:正確なトスとクイックを多用する攻撃的なトスワークが魅力
■氏名:大宅 真樹選手
■所属チーム:サントリーサンバーズ
■生年月日:1995年4月23日
■身長/体重:177㎝/72kg
■選手紹介:どこからでもトスを上げられる機動力の高いセッター
■氏名:永露 元稀選手
■所属チーム:ウルフドックス名古屋
■生年月日:1996年6月8日
■身長/体重:192㎝/80kg
■選手紹介:長身ながら丁寧なトスワークが魅力の期待の若手選手
■氏名:山本 龍選手
■所属チーム:サントリーサンバーズ
■生年月日:2000年9月23日
■身長/体重:185㎝/85kg
■選手紹介:パワーサーブで得点を狙える攻撃的なセッター
■氏名:下川 諒選手
■所属チーム:VC長野トライデンツ
■生年月日:2000年1月12日
■身長/体重:178㎝/65kg
■選手紹介:高い身体能力と効果的なブロックでチームに貢献
リベロ
チームの守護神であるリベロ。リベロは5名選出されており、オリンピック登録選手に残れるのは1名だけ。
■氏名:小川 智大選手
■所属チーム:ウルフドックス名古屋
■生年月日:1996年7月4日
■身長/体重:175㎝/65kg
■選手紹介:サーブカットと献身的なプレースタイルでチームを支える
■氏名:築城 智選手
■所属チーム:ベルリン・リサイクリングバレーズ(ドイツ)
■生年月日:1992年1月16日
■身長/体重:174㎝/74kg
■選手紹介:ドイツの強豪チームで絶対的な存在感を放つ名リベロ
■氏名:山本 智大選手
■所属チーム:堺ブレイザーズ
■生年月日:1994年11月5日
■身長/体重:171㎝/69kg
■選手紹介:東京オリンピック出場経験を持つ日本のディグ職人
■氏名:高橋 和幸選手
■所属チーム:ジェイテクトSTINGS
■生年月日:2000年1月26日
■身長/体重:170㎝/61kg
■選手紹介:ムードメーカーも務める日本の元気印
■氏名:藤中 颯志選手
■所属チーム:サントリーサンバーズ
■生年月日:1999年12月2日
■身長/体重:178㎝/68kg
■選手紹介:サントリーの躍進に貢献した期待の守護神
■氏名:備 一真選手
■所属チーム:VC長野トライデンツ
■生年月日:1998年1月6日
■身長/体重:168㎝/67kg
■選手紹介:2022‐23シーズンのサーブレシーブ賞受賞選手
・活躍が期待されている注目選手【ポジション別】
・活躍が期待されている注目選手【ポジション別】
続いては、日本代表登録選手の中でも特に注目すべき選手をポジション別に紹介していきたいと思います。ネイションズリーグやパリ五輪予選を観戦する際の参考にしてみて下さい。
アウトサイドヒッター
東京オリンピックでも大活躍をした石川祐希選手や高橋藍選手はパリ五輪登録選手(12名)の大本命であり、もちろん注目選手。ですが、ここでは大塚達宣選手を紹介したいと思います。
■氏名:大塚 達宣選手
■所属チーム:パナソニックパンサーズ
■生年月日:2000年11月05日
■身長/体重:195cm/87kg
■選手紹介:Vリーグ最優秀新人賞の大型サウスポー
大塚選手は洛南高等学校出身で2年時に全日本選手権大会で準優勝、3年時には同大会で優勝。その後、早稲田大学に進学すると全日本インカレでも優勝。2022年にパナソニックパンサーズでVリーグデビューを果たすと、最優秀新人賞を受賞。各カテゴリーでタイトルを獲得しているバレーエリートです。2020東京オリンピックの最終メンバーにも選出されており、アタック・ブロック・ディフェンスすべての面で高い技術を有している超期待の若手選手。ほぼ間違いなくパリ五輪最終メンバーに選出されると思います。
ミドルブロッカー
これまでの日本代表はミドルブロッカー不足に悩まされていましたが、ここ近年、小野寺大志選手を筆頭に世界で戦えるミドルブロッカーがたくさん育ってきています。そんな中でも特に期待されているのが麻野 堅斗選手。
■氏名:麻野 堅斗選手
■所属チーム:早稲田大学
■生年月日:2004年12月24日
■身長/体重:207㎝/93kg
■選手紹介:全日本代表最高身長を誇る驚異の大学1年生
麻野選手は東山高等学校の出身で、現在は早稲田大学に在学しています。昨年、高校生唯一の日本代表に選ばれ、話題を呼びしました。麻野選手の強みはなんといっても207㎝の長身。長身選手にありがちな基礎的な技術がない。スピード感のある動きができない。なんてもこともない。という世界の大型選手達とフィジカルで対等に戦える逸材です。お姉さんの麻野七奈未選手(デンソーエアリービーズ)も日本代表に選出されているというサラブレッドぶり。まさに日本男子バレーボール界を担う注目選手です。
オポジット
東京オリンピックでは最終メンバーはオポジットから2名選出されているのですが、パリ五輪でも同様に2名選出されると思います。日本トップクラスの攻撃力を誇る西田選手は当選確実。となると、個人的には高橋選手に注目しています。
■氏名:高橋 慶帆選手
■所属チーム:法政大学
■生年月日:2003年10月13日
■身長/体重:193㎝/78kg
■選手紹介:次世代の日本代表を背負う期待の若手選手
高橋選手は習志野高等学校でエースを担い、現在は法政大学で活躍をしています。高橋選手がバレーボールを始めたのは中学2年生から。バレーボールを始めて7年目で全日本に大抜擢された逸材ということです。193㎝の高身長に加え、トップレベルのジャンプ力を兼ね揃えており、最高到達は驚異の350㎝超え。まだ大学2年生という若さから伸びしろも期待されています。一方、宮浦選手や西山選手と比べるとやや経験不足感があるのも否めませんが、そこも含めて注目したいと思います。
セッター
長年、日本のセッターは卓越した技術と戦略をもって強豪国にフィジカルで劣る日本代表を支えてきました。そんな中、フィジカルでも技術力でも世界と対等に戦える待望の大型セッターが永露選手。
■氏名:永露 元稀選手
■所属チーム:ウルフドックス名古屋
■生年月日:1996年6月8日
■身長/体重:192㎝/80kg
■選手紹介:丁寧なトスワークが魅力の長身セッター
永露選手は名門東福岡の出身で、春高・全国総体・国体で3冠という偉業を果たしていますが、当時はセッターではなくミドルブロッカーとして活躍していました。永露選手がセッターに転向したのは東海大学進学後。長身でありながら丁寧なトスワークを強味とする永露選手はセッター転向後、すぐにU-23に選出され、3年生の時にはU-23でも東海大学でも正セッターに定着するという驚異の成長を見せます。スパイカーからセッターに転向する選手は割といますが、ここまで成功している選手はかなり珍しいと思います。セッターとしては国内最高峰のフィジカルをもち、日々進化している永露選手に注目してみて下さい。
リベロ
フィジカルで劣る強豪国と対等に戦うための条件はディフェンスで優位に立つこと。そのディフェンスの要となるのがリベロです。強豪国には必ずビックサーバーと呼ばれる強烈なサーブを放つ選手がいるので、レセプション(サーブカット)が重要になってきます。そこで、もっとも国内でレセプションに秀でた備 真一選手に注目してみたいと思います。
■氏名:備 一真選手
■所属チーム:VC長野トライデンツ
■生年月日:1998年1月6日
■身長/体重:168㎝/67kg
■選手紹介:2022‐23シーズンのサーブレシーブ賞受賞選手
備選手は鹿児島の強豪校である鹿児島商業の出身ですが、高校時代はほとんど出場機会のない選手でした。転機は東海大学リーグの大同大学に進学したことだったそうです。一度はバレーボールを辞めようとさえ思った自分に声をかけてくれた大同大学の山田監督に恩返しをするため、ひたすら自主練習に励み技術を学んだ4年間。その結果、V2男子の大同特殊レッドスターでデビューすると驚異のサーブレシーブ成功率81%を叩き出し、サーブレシーブ賞を受賞。更にV1男子の大分三好に移籍すると、昨シーズンもサーブレシーブ賞を受賞。高校時代ベンチを暖めていた選手が、今や日本で一番サーブレシーブが上手いと言えるような選手になった。というわけですから、注目しないわけにはいかないですね。
まとめ:パリ五輪までの道のり
ここまで紹介してきた通り、男子日本代表には多くの素晴らしい選手が登録されています。ここから4月~6月5日まで国内合宿が行われ、合宿終了直後からネーションズリーグに突入します。そして、8月~9月末まで国内外で合宿が行われ、パリ五輪登録選手12名を選びに選び抜くわけです。それでも、オリンピック出場権獲得までの道は険しく、10月から始まるパリ五輪予選(ワールドカップバレー2023)で勝ち抜くことは簡単ではありません。相当タフなゲームが続くでしょうし、選手達は日の丸を背負うという責任とプレッシャーとも戦わなくてはなりません。バレーボールファンとして、そんな選手達を尊敬しますし、精一杯応援していきたいと思いますので、みなさんと一緒に龍神NIPPONへ声援を送れたら嬉しいです!よろしくお願いします!
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