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石川祐希選手の身長・特徴・実績まとめ【バレー日本代表選手紹介】

【日本代表の石川祐希選手について詳しく知りたい!】

「海外リーグでも活躍している男子バレーボール日本代表のキャプテンである石川祐希選手はどんなキャリアを持つ選手なのか?具体的にどこが凄いのか?を詳しく教えて欲しい。」

石川祐希選手は主要国際大会で46年ぶりのメダル獲得の快挙を果たした「ネイションズリーグ2023」や「パリオリンピック予選」でキャプテンとして日本代表を勝利に導いた選手。現在の日本バレーボール界で人気・実力ともに№1のアウトサイドヒッターです。

・石川祐希選手のプロフィール

・石川祐希選手の経歴(小学校~パワーバレー・ミラノ)

・石川祐希選手が特に優れている3つの能力

今回はそんな石川選手のプロフィールや球歴を紹介しつつ、特にどんなところが凄いのかを解説していきたいと思います。5分程で読み終える記事なので、男子バレーボールに興味がある人もない人もぜひチェックしてみて下さい。

・石川祐希選手のプロフィール

・石川祐希選手のプロフィール

まずは石川選手がどんな選手なのかを出身や身長等々のプロフィールを見ていきたいと思います。

プロフィール一覧

出身 愛知県岡崎市
生年月日 1995年12月11日
身長/体重/足のサイズ 192㎝/84kg/29.5㎝
最高到達点/ブロック 3m51㎝/3m30cm
利き腕
所属チーム パワーバレー・ミラノ ※2020年~
ポジション アウトサイドヒッター
血液型 AB型
趣味 長風呂
プレースタイル オールラウンダー

石川選手は愛知県出身のアウトサイドヒッター。アウトサイドヒッターはスパイクはもちろん、ディグ(強打レシーブ)やレセプション(サーブカット)、つなぎ(二段トス)からブロックまで多くのプレーをこなさなければならないポジション。そんなアウトサイドヒッターの中でも石川選手は全てのプレーを高いレベルでこなしてしまう日本屈指のオールラウンダータイプの選手です。

■最高到達点とは?

最高到達点とはいわゆる「打点の高さ」を示すものです。ジャンプをした時に腕を上に伸ばした指先の高さのことで、バレーボール選手を評価する際に重要な指標として用いられます。男子日本代表の最高到達点を平均すると約340㎝なので、石川選手の351㎝は日本トップクラスの最高到達点ということになります。

 

・石川祐希選手の経歴(小学校~パワーバレー・ミラノ)

・石川祐希選手の経歴(小学校~パワーバレー・ミラノ)

石川祐希選手は、中央大学在学中の2014年からイタリアリーグでプレーをしています。日本選手の中で海外リーグ経験最長となります。そんな石川選手のこれまでの経歴を詳しく見ていきたいと思います。

石川祐希選手の経歴

●2008年3月:岡崎市立矢作南小学校卒業
●2011年3月:岡崎市立矢作中学校卒業
●2014年3月:星城高等学校卒業
●2014年4月:中央大学入学                    ●2014-15年:パッラヴォーラ・モデナ所属                  ●2016‐18年:トップバレー・ラティーナ所属             ●2018‐19年:エマ・ヴィラズ・シエナ所属               ●2019‐20年:パッラヴォ―ロ・パドヴァ所属               ●2020年~:パワーバレー・ミラノ所属

岡崎市立矢作南小学校~岡崎市立矢作中学校卒業

石川選手は小学3年生までは野球少年だったそうなのですが、1歳上の姉・尚美さんが矢作南小学校のバレーボール部に所属してたこともあり、練習を見学してみたことがきっかけでバレーボールと出会います。石川選手は「1回やってみたら」とすすめられると、いきなりスパイクを打ってみせて大人達やチームメイトを驚かせたそうです。矢作南小学校のバレーボール部は全国屈指の強豪チームで、石川選手自身も6年生の時に全国大会ベスト8を経験しています。

石川選手はそのまま地元の岡崎市立矢作中学校に進学。小学校が全国大会常連校だったこともあり、矢作中学校も地元を代表する強豪校でした。石川選手はプレーにセンスを感じさせるような選手だったものの入学当初は身長が160㎝と小柄で、高いブロック相手だとなかなかスパイクを決めることが出来なかったそうです。しかし、石川選手はスパイクの打ち方・コース・強弱のつけ方をみっちりと叩き込まれ、諦めることなく地道な努力を重ねます。2年生になると170㎝、3年生時には180㎝と順調に身長が伸び「高さ」と「技術」を兼ね揃えた選手に成長。3年生の時に出場した第40回全日本中学校バレーボール選手権大会では3位、全国都道府県対抗中学バレーボール大会では準優勝し、ともに優秀選手に選ばれます。

星城高等学校

中学時代の実績を携え、県内屈指の名門高校である星城高校に進学します。星城高校は伝統的に夏までは1年生を起用しない方針を取っていましたが、石川選手は入学して間もない頃から出場の機会を与えられます。同校の竹内監督は選手の自主性を育てることを意識しており、選手自身に「レベルアップするために何が必要なのか」「試合に勝つためにはどうしたらいいのか」を考えさせます。後に石川選手は「選手に考えさせるというスタイルが自分に合っており、人間的にも選手としても成長した3年間」と後のインタビューで答えています。「自らの意思で努力すること」を学べたことはプロになっても大いに支えになっているようです。石川選手の高校時代を語る際に外せないのが、「6冠達成」という伝説。2年生時にインターハイ・国体・全日本バレーボール高等学校選手権大会の全てのタイトルを獲得し、3冠を達成。更に3年生時に全ての大会を連覇して6冠に達成。これは史上初となる快挙であり、現在も6冠を成し得た高校は星城高校ただ1校のみです。

中央大学~イタリア・セリアAへの挑戦

6冠を達成した石川選手は中央大学に進学。東海大学や筑波大学など数あるバレーボール強豪校の中から同校を選んだ理由は、「トレーニング」に重きを置いていたから。プロで活躍するためにはパフォーマンスを最大化させながらもケガをしない体を作ることが重要。中央大学は専属トレーナーの雇用・トレーニング施設への投資など、他の強豪校と比較しても環境的に充実していました。石川選手は1年生からレギュラーに抜擢されると春季リーグ、秋季リーグ、全日本インカレで優勝。大学でも3冠を達成します。高校時代からの活躍を評価され、全日本代表候補にも選ばれ、1年生の9月にはアジア大会に出場し、シニア代表デビューも果たしています

代表での活躍もあり、セリエA(イタリア)のパッラヴォーロ・モデナからチームに加入しないかというオファーが舞い込みます。海外のクラブへの興味や好奇心もありモデナへの加入を即決。試合に出場する機会は得られなかったですが、世界のトッププレイヤー達と過ごした時間は石川選手の価値観を変えるには十分な経験だったそうです。イタリアへのバレー留学をきっかけに世界で活躍することが目標となった石川選手でしたが、2年生時は度重なる故障に悩まされ、イタリアリーグへの参戦を断念。しかし翌年にはセリアAのラティーナからオファーを受けます。全日本インカレを3連覇を果たし、好調を維持していましたが、大学生活・日本代表への合流・ラティーナでの活動など過密スケジュールを強いられたことにより、ケガに悩まされた渡欧となってしまいます。しかしラティーナからの期待は大きく、4年生10月に再び渡欧します。日本代表の活動・海外留学もあり4年生の時にはほとんど大学の試合に参加することができませんでしたが、最後の全日本インカレに出場。「自分のためではなく、不在で迷惑をかけたチームメイトのために戦いたい」という思いで戦うも準決勝では筑波大学に惜敗。3位決定戦で東海大学に勝利した時には涙を流し、チームメイト・大学に感謝を伝えていました。

中央大学卒業~パワーバレー・ミラノでの躍進

高校時代はVリーグで活躍することが石川選手の夢でしたが、大学時代の海外留学での経験から、セリエA(イタリア)のエマ・ヴィラズ・シエナとの契約を決意。ついにプロバレーボーラーとしての人生が始まります。翌年の2019年には同リーグのパッラヴォーロ・パドヴァに移籍。パドヴァでは開幕戦から出場機会をつかみ取り、強豪クラブであるトレンティーノ戦ではジャイアントキリングに貢献し、プロデビュー初のMVPを獲得。2020年にパワーバレー・ミラノに移籍し、2023年現在もチームにとって欠かせない中心選手として活躍をしています。石川選手ほどセリアAに適応して活躍している選手はいません。

また、男子日本代表の主将としても、2023年9月30日に開催されたFIVBパリ五輪予選 ワールドカップバレー2023に出場。アメリカ・セルビア・スロベニアなど、数々の強豪国としのぎを削り、見事にパリ五輪への出場権を獲得をしました

石川選手の経歴を解説してしてみましたが、改めて「日本バレーボール界の最高傑作」と言える選手だと実感します。彼の登場により日本のバレーボールは次のステージに向かって動き始めていると思います。

・石川祐希選手が特に優れている3つの能力

・石川祐希選手が特に優れている3つの能力

石川選手が特に優れているのは「①異次元のオールラウンダー」・「②世界レベルのジャンプサーブ」・「③多種多様な攻撃手段」の3つ。

①異次元のオールラウンダー

もともとアウトサイドヒッターはスパイク・ブロック・ディグ(強打レシーブ)・レセプション(サーブカット)・サーブ・二段(繋ぎ)と全てのプレーをこなさないといけないポジションです。なので、トップレベルの選手はどのプレーもそつなくこなすオールラウンダーである場合がほとんど。その中でスパイクやサーブなど、ライバル達と差をつける得意なプレーを持っている選手が優秀とされます。しかし、石川選手の場合は全てのプレーが超一流。スパイクでは得点を量産。サーブでは流れを変えるサービスエース。ブロックでは相手エースをシャット。レシーブでもチームに安定感をもたらし、トスではフェイクセットなどの高い技術で魅せる。ここまで全てのプレーの完成度が高い選手は日本人では石川選手だけでしょう。

②世界レベルのジャンプサーブ

石川選手は日本が誇るビックサーバーの一人です。スピードも最速120キロとトップレベルではありますが、石川選手のサーブの魅力は安定感と打ち分けの技術。プロ選手でも勝敗を左右するような大事な場面ではプレッシャーに負けて失敗してしまったり、弱気なサーブを打ってしまいます。しかし、石川選手はサーブが非常に安定しているので、そういった大事な場面でも得点が狙えるサーブを打つことができます。また、相手レシーバーの間(すき間)を狙ったり、コートの手前に落としたり、奥をついたりと様々なコースに打ち分けることも可能なのです。世界の強豪と対等に戦うためにはいかにサーブで崩していくかが重要。ぜひ、石川選手のサーブにも注目してみて下さい。

③多種多様な攻撃手段

最後は攻撃のバリエーションについて解説します。石川選手の優れているところは、一つ一つの攻撃手段のクオリティの高さと判断のスピードと柔軟性です。普通の選手は「ストレートにスパイクを打つ」と決めると、ブロックが付いてきたり難しい体勢になってもストレートを強引に打ちに行ってしまいます。しかし、石川選手は相手ブロックやトスの状態からリスクを感じると即座に他の選択肢に切り替えることができます。ストレートへの強打からブロックアウトに切り替えたり、クロスへの強打からプッシュに切り替えたり。時にはスパイクを打つと見せかけてフェイクセット(トス)に切り替えたり。簡単そうに思うかもしれませんが、確固たる基礎技術に支えられたスパイクのクオリティと柔軟な思考がないと実践することができない高度なプレーです。

まとめ:石川祐希選手は現代バレーボールの最高傑作

石川選手について、いろいろと解説してきましたが石川選手は日本バレーボール界の最高傑作。ということです。「オポジットにも劣らない攻撃力」「安定感抜群のディフェンス」「高い戦略性」。まさにアウトサイドヒッターの完成形と言える選手だと思います。日本が生んだバレーボールの申し子が世界各国の強豪国を倒してオリンピックでメダルを獲得する日も近いかもしれませんね。これからも石川選手に注目していきたいと思います。

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