TOEICの点数が伸び悩んでいるサラリーマン
「昇進や転職のためにTOEIC600点を目指しているけど、あとちょっとのところで、届かない・・・。長文問題の正解率が低すぎるから、もう少し点が取れればなぁ。」
そんなお悩みにお答えします。
■コンテンツ
・TOEIC‗長文問題の効果的な勉強法とは?
・TOEIC‗part7の攻略方法
・TOEIC‗part7攻略におすすめの参考書
中堅サラリーマンのさん太郎です。記事をご覧いただき、ありがとうございます。
この記事ではTOEICテストで600点を達成するための勉強方法を紹介しています。part7で思うように点がとれず、悔しい思いをしている方には参考になると思うますので、5分ほどお付き合いください。
TOEICテストはリスニングの方が点をとれる傾向にあるので、リーディング(長文問題)を克服することができれば、600点は普通にとれます。苦手意識のある人もいると思いますが、一緒に頑張っていきましょう!
・TOEIC‗長文問題の効果的な勉強法とは?
TOEIC‗長文問題の効果的な勉強法とは?
長文問題の効果的な勉強法のポイントは「解くだけで終わらない」こと。TOEICの勉強で重要なのは問題を解いた後です。
・長文問題を解く
・解いた長文の本文を最初から読み直す
・知らない単語/文法を調べて覚える
長文問題を解く
まずは、長文問題を解いてみましょう。この時点では、わからない単語や文法は気にしなくていいです。自分の実力を確認する。という感覚で解いてみましょう。TOEIC600点以下の人は半分以上は不正解だと思いますが、気にしなくて全然OK。
解いた長文の本文を最初から読み直す
次に、解いた長文の本文を最初から読み直してみましょう。自分が知らなかった単語はなかったか?理解できなかった文法がなかったか?をしっかりと確認します。じっくりと本文を読み直すことで、自分の弱点や問題を間違えた原因を見つけることができます。
知らない単語/文法を調べて覚える
弱点を見つけたら、後は克服するだけ。知らない単語/文法を調べて、覚えましょう。最初は知らない単語や文法ばかりで、ちょっとうんざりするかもしれません。ただ、調べた単語や文法は他の長文でも出てくるので、徐々に長文読解力が身についてきます。
長文を克服するためには、問題は「解く」ものではなく、「理解」するのものだということを意識してください。
・解く→弱点や間違えた原因を確認する→知らない単語や文法を調べる→理解する
・TOEIC‗part7の攻略方法
TOEIC‗part7の攻略方法
TOEIC‗part7の攻略方法は以下の3つ。
・part7の解き方
・本文をスラスラと読むために必要な力
・全ての問題を解く必要はない
・part7の解き方
part7の解き方で大切なことは、問題のどの部分を最初に読むかです。まず、設問を読んでから、本文を読むのが良いのか?又は、本文を読んでから設問を読むのがいいのか?
色々な解き方がありますが、僕のおすすめは「導入文」を最初に読むです。導入文と言われてもピンとこない人もいるかもしれませんが、問題の文頭にあるこんな感じの文です。
Questions 149-151 refer to the following ○○.
導入文では、○○の部分に本文がどういった種類の文章なのかが記載されます。
例えば、article(記事)/letter(手紙)/advertisement(広告)あたりですね。
「導入文」が、「Questions 149-151 refer to the following article.」であれば、問題の本文は「お知らせ」ということがすぐにわかります。本文を読み進めてから、「お知らせ」だ。と気が付くより、最初から「お知らせ」だとわかった上で読み進めるのでは、理解するスピードが全然違います。
(イメージ)
出典:TOEIC‗サンプル問題
TOEIC600点以下の人が「導入文」の次に読むべきは、「設問」です。TOEIC600点以下の人は長文を読むだけでも一苦労だと思います。なので、「設問」よりも先に本文を読んでしまうと、「設問」を読むときには本文の内容を忘れてしまっていると思います。
英語の長文をスラスラと読める英語力が身につくまでは、本文よりも「設問」を先に読んでおいて、どんな情報を見つければ良いのかを確認してから本文を読むようにしましょう。
TOEIC700点以上を目指している人は、本文から読めるくらいの長文読解力がないと厳しいと思いますので、本文を読んでから設問を確認することにチャレンジしてみてください。
part7の問題を解くときは、
・導入文を読んで、本文の種類を確認
・設問を読んで、本文からどんな情報を見つければいいかを確認
・本文を読み進めながら、問題を解いていく
というのが、おすすめです。
・本文をスラスラと読むために必要な力
近年のpart7対策では「本文をスラスラと読む力」が重要になってきています。一昔前は先に設問を読んで、本文を全て読まずに必要な情報や単語だけを探し出す。というテクニックもありましたが、2016年に新形式に改訂してから、本文全体を読んで、意味を理解しないと解くのが難しくなってきています。
そこで、part7の本文を読み解くのに重要なのが単語力。ある程度の単語力があれば、意味が理解できる英文がほとんどです。part7で登場してくる文法はそんなに難しくないので、単語の意味さえ知っていれば、本文を理解することができます。文法のレベルとしてはセンター試験や高校で習う英文より、簡単なくらい。
part7を解くために文法をしっかりとおさえないといけない。という人もいますが、まずは単語学習に力を入れましょう!
・全ての問題を解く必要はない
TOEICで満点を目指している人以外は、全ての問題を解く必要はないです。必ず解けない問題は出てきます。解けない/わからない問題を気にしたり、粘って考えても時間の無駄なので、適当にマークシートを埋めて、次の問題を解きましょう。
なぜなら、TOEICは難しい問題も簡単な問題も獲得できる点数は同じだからです。難易度の高い問題の配点が高いのなら、少し頑張ってみてもいいかもしれません。しかし、正解しても簡単な問題と同じ点数しかもらえないので、解ける問題をとにかく優先して解いた方が高得点に繋がるというわけです。
解けない問題はすっぱりと割り切って、わかる問題をしっかり解くことに専念しましょう。TOEICは時間との戦いでもあるので、迷う時間を無くしてしまいしょう。
・TOEIC‗part7攻略におすすめの参考書3選
part7攻略にすすめの参考書は3冊。参考書は何冊も購入する必要ありません。単語用、文法用、リスニング用、公式問題集を1冊づつ購入して、何度も何度も繰り返し解きましょう。TOEICの学習は解いた後が重要。参考書の全ての単語や英文が完璧に「理解」できるまで、繰り返し学習してください。
①TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
前述した通り、part7の英文を理解するのに重要なのは単語力です。「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」では、基礎の400語、頻出の300語、必須の200語、発展の100語で構成されていて、重要な単語を効率よく学習することができます。part7で得点をとるためには、本書の単語は必須だと思います。
②1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急
part7では、そこまで難しい英文は登場しません。ただ、基本的な文法はおさえておかないと解けない問題も出題されます。Part7を解いてみて、単語は理解できるのに、解答を間違えてしまう。そんな人はこちらの参考書で文法の基礎を身に付けましょう。繰り返しですが、高度な文法を身に付ける必要はありません。本書の内容が理解できれば大丈夫です。
③公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6
①②の参考書でしっかりと学習したら、公式問題集にチャレンジしてみましょう。実際の試験に限りなく近い問題が出題されているので、試験慣れするのにもおすすめ。当然、part7以外の問題も収録されているので、自分のレベルを確認するのにも便利です。公式問題集も他の参考書と同様に、「理解」できるまで何度も繰り返し学習しましょう。
おまけ:新形式問題対応 改訂版 CD2枚付 世界一わかりやすい TOEICテストの授業
こちらはpart7のための参考書ではなく、TOEICテスト対策の参考書ですが、良書なので、紹介します。元東進ハイスクール、現スタディサプリの超有名講師・関正生講師が著者で、得点に直結する秘訣やポイントを惜しげもなく丁寧に解説してくれています。part7以外にも苦手なpartがある。最近、得点が伸び悩んでいる。という人におすすめな一冊です。
以上、参考書について、紹介しましたが、part7を攻略するための優先順位をおさらいしておきます。
①まずは単語力を鍛える。頻出される重要単語は必ずおさえておきましょう。
②基本的な文法は理解できるようにしておきましょう。
③公式問題で本番と同じレベルの問題にチャレンジしてみましょう。
①・②・③を何度も繰り返していけば、part7は解けるようになります。途中で他の参考書に浮気したくなる気持ちはわかりますが、購入した参考書を完璧に「理解」するまでは我慢することをおすすめします。英語学習は「解く」→「理解する」→「身に付く」の順なので、根気よく頑張っていきましょう!
まとめ:part7が攻略できれば600点は楽勝
今回の記事をまとめると、
・英語学習で重要なのは問題を解いた後に理解するまで繰り返すこと。
・part7の問題は「導入文」→「設問」→「本文」の順に確認。
・part7の本文を読む近道は文法よりも「単語力」を鍛えること。
part7は長文問題なので、苦手意識を持っている人も多いと思います。実際に600点以下の人で半分以上の問題を正解できる人はほとんどいません。ただ、長文問題を解けるようになるための勉強をしていれば、自然と単語力も身に付きますし、part7に限らず、問題を解くスピードが上がると思います。Part7での正解率が上がれば、600点達成はすぐです。700点、800点だって見えてくると思います。
現状の勉強方法では、TOEICの点数が伸び悩んでいる。もっと高得点を目指したい!という人は、ぜひ、本記事で紹介したpart7攻略方法を試してみて欲しいと思います。
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