Volleyball

山内晶大選手のプロフィールまとめ【バレーボール日本代表】

【山内晶大選手のプロフィールや詳しい情報を知りたい!】

・日本代表で活躍する山内晶大志選手に興味がある!

・山内晶大選手はどんな選手なのか知りたい!

・山内晶大選手のどこが凄いのかを教えて欲しい!

パリ五輪で52年ぶりのメダル獲得を狙う史上最強の全日本男子バレーボールチーム。その一角を担い支えてきた山内晶大選手。東京オリンピックの強化選手に選ばれてから10年。気が付けば小野寺大志選手と肩を並べる日本代表の主力選手に成長を果たしています。今回はそんな山内晶大選手のプロフィールや球歴を紹介しつつ、特にどんなところが凄いのかを解説していきたいと思います。ミドルブロッカーの人はもちろん、男子バレーボールに興味がある人はチェックしてみて下さい。

・コンテンツ

・山内晶大選手のプロフィール

・山内晶大選手の経歴(中学校~大阪ブルテオン)

・山内晶大志選手が特に優れている3つの能力

今回は「山内晶大選手のプロフィール」「山内晶大の経歴」「山内晶大選手が特に優れている3つの能力」を解説していきたいと思います。5分程度で読める記事ですので、ぜひ読んでみて下さい!

・山内晶大選手のプロフィール

・山内晶大選手のプロフィール

まずは山内晶大選手がどんな選手なのかを出身や身長等々のプロフィールを基に解説していきたいと思います。

プロフィール一覧

出身 愛知県名古屋市
所属チーム 大阪ブルテオン(旧パナソニックパンサーズ)
生年月日 1993年11月30日
身長/体重 204㎝/81kg
最高到達点/指高 3m50㎝/2m70cm
利き手
ポジション ミドルブロッカー
血液型 A型
趣味 映画・海外ドラマ鑑賞/ゲーム
得意なプレー クイック(スパイク)

まず驚きなのが204㎝という高身長ですよね。204㎝は全日本代表選手の中でもトップクラスの高身長です。大きいというだけで武器ではありますが、山内晶大選手は背が高いだけではありません。そのあたりは後程詳しく解説していきますね。

■最高到達点とは?

最高到達点とはいわゆる「打点の高さ」を示すものです。ジャンプをした時に腕を上に伸ばした指先の高さのことで、バレーボール選手を評価する際に重要な指標として用いられます。男子日本代表の最高到達点を平均すると約340㎝なので、山内選手の350㎝は日本トップクラスの最高到達点ということになります。

 

・山内晶大選手の経歴(小学校~大阪ブルテオン)

・山内晶大選手の経歴(小学校~大阪ブルテオン)

山内選手は、2015年にパナソニックパンサーズ(現大阪ブルテオン)に入団してからチームを支え続けており、全日本代表としても約10年間も活躍していますそんな山内選手がどんなキャリアを歩んできたのか、経歴を詳しく見ていきたいと思います。

山内晶大選手の経歴

●2012年3月:名古屋市立工芸高校卒業
●2014年4月:Team CORE選出
●2016年3月:愛知学院大学卒業
●2016年4月:パンサーズ入団(現大阪ブルテオン)                     ●2019年4月:全日本男子バレーボール代表に定着

名古屋工芸高校~愛知学院大学

山内選手は今や全日本男子バレーボール代表に欠かせないトップ選手。学生時代からエリート街道を突き進んできているのだろう。と思っている人が多いかもしれませんが、山内選手がバレーボールを始めたのはなんと高校時代から。山内選手は母親がバレーボール経験者だったこともあり、バレーボールに触れる機会はあったものの、小学校にバレーボール部がなかったことから小学4年生から中学校を卒業するまでバスケットボール部に所属していました。名古屋工芸高校でもバスケットボールを続けるつもりでいたそうですが、練習を見学してみると、他の選手の筋肉量や運動量に気後れしてしまい入部するか悩んでしまいます。そんな時にバレーボール部の顧問である志水先生から「バレーボールはバスケほどきつく無いからやってみないか?」と声をかけられます。バスケ部への入部を迷っていたこともあり、「やってみて嫌だったら辞めればいいか!」と軽い気持ちでバレーボール部に入部。高校時代は部員数も少なかったことから、基本的な技術を身に付けるだけで圧倒的な長身を武器に活躍することができていました。しかし、愛知学院大学に進学すると長身だけでは通用しなくなっていきます。山内選手いわく「どうしていいかわからず、いつもコートの中で迷子になっていた」とのことです。笑

愛知学院大学

大学入学当初は技術も経験も周りに追いつけず苦労をしていた山内選手ですが、徐々に力をつけていきます。また、愛知学院大学の植田監督は山内選手の将来性と高身長を高く評価しており、積極的に試合に起用します。技術や経験は後からついてくるものであり、試合で山内選手の可能性を磨くべきと考えていました。試合や練習でメキメキ力をつけていた山内選手ですが、大学2年生の夏に転機が訪れます。それは、西日本インカレから秋季リーグの間に行われるVリーグのチームでの強化合宿。本来はチーム力の強化を目的として各大学が複数のVリーグのチームと合宿を行うのですが、いくつかのチームから練習生として個別に練習参加をしないか?と声がかかります。当然、山内選手に断る理由はなく練習生として参加をします。しかし、大学レベルよりも更に上のプロ達との練習。当時の山内選手は見せ場を作ることも成果を残すこともできませんでした。それどころか、不慣れな環境で疲労もあり5日間の合宿終盤に発熱。大学への帰還を余儀なくされます。結果を出すどころから最後まで合宿に残ることすらできませんでしたが、それでも残りの大学3、4年生で活躍することができれば、自分もVリーガーになれるかもしれない。というこれまで考えたこともなかった将来を想像するようになります。

Team CORE選出

自分もVリーガーになれるかもしれない。と漠然と考えていた山内選手に決定的な転機が訪れます。それは大学生3年生の春に招集された日本代表候補を選抜する合宿への招集です。周りはユース(U19)やジュニア(U21)に選ばれていたり、全国大会常連校のエースだったりと世代を代表するようなスター選手ばかり。日本代表候補なのだから当たり前ではあるが、山内選手にとってはそんな選手達と同じコートに立つという経験は衝撃的でした。練習ではスピード感もパワーも精度も大学レベルとは比較にならない。さらに各選手の位置取りやプレーの1つ1つに意味や意図がある。山内選手はインタビューでこの時のことを「少年野球の選手がいきなり大リーグの練習に参加した感覚」と語っています。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、高校生からバレーボールを始めた山内選手にとっては本音だったのだと思います。

大阪ブルテオン入団~全日本男子バレーボール代表に定着

山内選手は愛知学院大学を卒業すると、パナソニックパンサーズ(現大阪ブルテオン)に入団。実は大学生のころに練習生として参加したのはパナソニックパンサーズで、日本代表合宿に山内選手を招集したのは当時、パンサーズの監督を務めていた南部監督。南部監督は学生時代から山内選手の「高さ」は全日本代表の武器になると確信していた。山内選手は大学4年生の時に出場したワールドカップでの活躍で一躍その名が知られると「リオオリンピック最終予選」「2度目のワールドカップ」に出場し、日本代表での実績を着々と積み重ねていきます。2024年のネイションズリーグでも石川祐希選手率いる全日本代表の中心選手として活躍をしており、日本を代表するミドルブロッカーに成長を果たします。パリ五輪でコートに立つことは当然だろうし、間違いなく全日本男子バレーボール代表の躍進に貢献する選手の一人になることでしょう。

・山内晶大選手が特に優れている3つの能力

・山内晶大選手が特に優れている3つの能力

山内選手が特に優れているのは①日本人離れした長身と手の長さ(リーチ)」・「②ブロックを置き去りにするスイングスピード」・「③常に冷静沈着な鋼のメンタル」の3つ。

①日本人離れした長身と手の長さ(リーチ)

プロフィールでも紹介した通り、山内選手の身長は204㎝。日本人男性の平均身長が170.7㎝、全日本男子バレーボール代表の平均身長が192.5㎝なので、「204㎝」がいかに高身長なのかということがわかります。さらに山内選手の凄いところが身長だけではなく手も長いということ。長身に手の長さが加わり、指向(手の指先までの高さ)は270㎝にまで達します。ネットの高さが243㎝なので、ジャンプしていなくても30㎝近く手が出ていることになる。バレーボール経験者ならこれがどれほどすごいことかわると思います。スパイクの打点が高くなるだけで相手にとって充分に脅威となりますが、手が長いことによる効果が最も発揮されるのはブロック。山内選手が余裕をもってブロックに付けば大きな壁となり、セッターに逆をつかれたとしても手を残すことが可能。これは相手セッターからも相手スパイカーからしてもかなりのストレスになります。体格で劣ることが多い日本人選手ですが、「世界レベルの高さ」を誇る山内選手のブロックに期待ですね。

②ブロックを置き去りするスイングスピード

バレーボールのスパイクで得点をするためには「高い打点」「ブロックを弾き飛ばす威力」も重要ですが、「スイングのスピード」も決定率に大きく影響します。当然ですが、高い打点から強いスパイクを打っても完成されたブロックが相手だと決定率が下がってしまいます。特に自分と同等以上の体格をもつ選手やレベルの高い選手のブロックだとよりスパイクを決めることは困難になってきます。重要なのことはブロックが完成してしまう前にスパイクを打つことです。全日本代表の中でも山内選手のスイングスピードはかなり速く、試合でもブロッカーの準備ができていないところに、高い打点からキレのあるスパイクを打ち込んでいます。山内選手のスイングスピードが速いと、相手のブロッカーは山内選手の前から簡単に離れられなくなり、他の選手へのマークが難しくなります。なので、得点力のある山内選手のようなミドルブロッカーはチーム全体の決定率を上げているということです

③常に冷静沈着な鋼のメンタル

ブロックの中心を担うミドルブロッカーである山内選手は相手セッターの動きを常に観察する必要があります。熱くなったり緊張し過ぎると適切な判断ができなくなってしまうのですが、山内選手は試合の重要度に関係なく冷静さを保つことができるメンタルの持ち主。紅白戦でも大阪ブルテオンの試合でも全日本代表の試合でもそれは変わりません。もちろん、本人が感じているプレッシャーは計り知れないですが、それを周りに見せない強さはすごいと思います。山内選手が大舞台でチームが苦しい展開を強いられていても変わらず冷静でいてくれることはとても心強いことだと思います。長年、日本人はメンタルが弱い選手が多いと言われてきましたが、山内選手は長身だけではなく、心でも世界レベルで戦える選手です

まとめ:山内晶大選手は世界レベルのミドルブロッカー

山内選手について、いろいろと解説してきましたが、山内選手は世界と対等に戦えるミドルブロッカーということです。高さ・スイングスピード・メンタル。世界と戦うために必要な能力をしっかりと兼ね備えている貴重な選手ですね。石川祐希選手をはじめ、海外で活躍する選手が増えている日本バレーボール界。もしかしたら、あと数年以内に山内選手も海外リーグに移籍してしまうかもしれない。高校生から日本代表まで登り詰めた山本選手のこれからの飛躍がたのしみです!

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