立派な学歴や特別なスキルがない会社員
「学歴もないし他の社員と比べて強みがあるわけじゃないから自信がない。でも同期や後輩が昇進や転職でキャリアアップしているのを見ると 焦る・・・。何か会社での評価を変える方法ってないかなぁ。」
こんな悩みを解決したいと思います。
■コンテンツ
・サラリーマンに英語学習をオススメする3つの理由
・サラリーマンの英語学習は優先順位が重要
・英語学習をコツコツと続けるためのポイント
この記事で英語学習をおすすめしている僕は、もともとプロスポーツのスタッフとして3年間働いていました。チームに外国人監督が1名と外国人選手が2名在籍していたのがきっかけで英語の勉強をはじめました。
最初は英語への苦手意識がかなり強くて本当に嫌でしたが、3年間勉強を続けた結果、人生が変わったと思います。
ほとんどの人が僕と同じように英語への苦手意識があると思いますが、キャリアアップのために「なにか行動したい」とか「挑戦したいけど、腰が重い」と思っているなら、本当に英語はやっておいた方がいいと思います。
僕は英語が超苦手で、TOEIC R&Lのテストで驚異の200点台を叩き出したことがあります。990点が満点のテストで200点台は相当恥ずかしかったし、絶望しました・・・
それでも、3年間コツコツと勉強したら、日常生活では困らないくらい英語がしゃべれるようになりましたし、サラリーマンになってから2年間の海外勤務も経験させて貰いました。
サラリーマンにとっての海外勤務は昇進にかなり影響しますし、実際に帰国したら昇進しました。
そこで今回は、「なぜ英語がキャリアアップに繋がるのか?」や「評価される英語とは?」などを解説していきたいと思いますので、5分程、お付き合いください。
サラリーマンに英語学習をオススメする3つの理由
サラリーマンに英語学習をオススメする3つの理由
まず、サラリーマンが英語学習にチャレンジすべき理由は3つ。
・その①:英語スキルは昇進するための「条件」になりつつある
・その②:英語が「できる人」は「できない人」より高収入
・その③:英語を使った副業は普通の副業より稼ぎやすい
順番に解説してきますね。
その①:英語スキルは昇進するための「条件」になりつつある
英語は会社で昇進するための「条件」になっている。と言っても過言ではない程、めちゃくちゃ重要な要素になってきています。
実際、僕の会社でも管理職になるためにはTOEIC L&Rのスコアが650点以上必要ですし、パナソニックでは550点以上、楽天では700点以上必要と言われています。
英語が重要になってきている理由は2つ。
・企業のグーバル化が加速している
・社員で英語が出来る人は少数派
企業のグローバル化が加速している
1つは企業のグローバル化が加速しているということからです。
以下の理由から、企業は日本の市場(マーケット)のみをターゲットにしていても成長性を維持することが難しくなってきています。
・ここ数年、日本は人口減少/少子高齢化が進行し続けている(消費者の減少)
・多くの大企業が、限られたパイの中で熾烈な争いを続けている(飽和状態)
だから、これまで日本市場をメインマーケットにしていた大企業の多くが、新たな市場を見つけるためにグローバル化を目指しているというわけです。
上記の図は2017年~19年までに海外進出した企業数の推移です。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、リモートワークが劇的に進化したこともあり、 距離的(物理的)なハードルも下がったので、海外進出は更に加速していくでしょう。
ちなみに世界の国々の市場がどのくらいの規模なのかというと、以下の図の通り。
順位 | 国 | 人口 |
1 | 中国 | 14億4420万人 |
2 | インド | 13億9340万人 |
3 | アメリカ | 3億3290万人 |
4 | インドネシア | 2億7640万人 |
5 | パキスタン | 2億2520万人 |
日本の人口はランキング11位で、1億2610万人ですが、前年比で40万人減少してます。2015年から、毎年平均で0.2%ずつ減少し続けているみたいです。
人口=市場規模というのは少し乱暴ではありますが、人口=経済活動の伸びしろであることは間違いありません。
国内の市場が縮小してきていて、海外に伸びしろがあるのなら、企業が海外に目を向けるのは当然のことですよね。
そうなると企業は、海外市場で戦うために英語ができる社員を重宝するわけです。
英語が出来る社員は少数派
実は会社にとって、英語ができる社員は少数派で貴重な存在なんです。TOEICが発行している「TOEIC® Program DATA&ANALYSIS 」という資料によると、
・新卒から入社5年目の社員のTOEIC L&Rの平均スコアが約500点。
・6年目から10年目の中堅社員の平均スコアが約478点。
・管理職が視野に入ってくる11年目以上の社員の平均スコアが452点。
と、昇進に必要なスコア平均である600点を大きく下回っています。
もちろん、帰国子女だったり、外語大学出身の社員などはTOEICスコアも高いでしょうし、流暢に英語を使いこなせると思いますが、周りにそんなにたくさんいないですよね。
数字が示している通り、600点を超える人は少数派であり、会社の中で「貴重な存在」ということになります。
・貴重な存在=重宝される=昇進するチャンスがもらえる!
企業や業種によって、昇進に大切なポイントや要素は異なると思いますが、昇進のために何をしていいか迷っていたり、会社の経営層から「グローバル化」という言葉を聞いたことがあるのなら、英語スキルを身に着けておいて損はないと思います。
・日本企業が生き残るためには海外進出が重要!
・TOEICで点数が取れる社員は貴重な存在!
英語は昇進に繋がる大きな武器です。
その②:英語ができる人・できない人で収入が変わる
英語スキルは昇進に必要なスキルであると紹介してきましたが、実際に英語の能力と収入には相関関係があります。
株式会社キャリアインデックスの調査によると以下の図の通り。
年収 | 英語の読み書きができる人の割合 |
500 万円以下 | 22% |
500万~700万円 | 34% |
700万円以上 | 48% |
年収700万円以上の人は半数近くが英語の読み書きができると答えているようです。
「英語の読み書きができる」というのは自己評価なので、レベルのバラつきはあると思いますが、TOEIC L&Rの点数でも収入との相関関係を確認することができます。
図:TOEIC L&Rと年収の相関
出典:doda公式サイト
図はあくまで、一つの調査結果に過ぎず、必ずしも全員に当てはまるものではないですが、大手企業の多くで採用基準や管理職になるための条件にTOEICのスコアが設定されているのも事実です。
企業がグローバル化を進めていて、英語ができる人が少ないので、転職をする際にもTOEICの点数が高い方が圧倒的に有利です。「転職」は企業の需要と人材が供給する能力で市場が成立しているので。
TOEICスコアが無い人と750点以上のスコアを持つ人で、転職時の条件が年収で150~200万円違うなんて調査結果もあったりするくらい。
当然、昇進や条件のいい転職は年収をあげることに直結するので、TOEICスコアを上げることは年収を上げるための近道と言えます。
・その③:英語を使った副業は一石二鳥
更に英語を使った副業をすることで、一石二鳥のメリットを得ることができます。なせなら、前述した通り、世の中で英語が出来る人は少数派です。貴重な存在ということは普通の人より需要が高く、副業でもたくさん稼げる可能性が高いからです。
サラリーマンに英語を使った副業をおすすめする理由は2つ。
・英語を使う副業の単価は明らかに高い
・副業で英語を使うことで、更にスキルアップ
英語を使う副業の単価は明らかに高い
英語を使う副業の単価は明らかに普通の副業よりも高いです。レベルにもよりますが、英語を使える人は選択肢の幅が相当広いです。案件と相場はだいたいこんな感じです。
■海外製品の説明書翻訳:1件/5千円~1万円
■英語動画のあらすじ紹介:1件/2万円~5万円
■動画への字幕の記入:1件/4,000円
■英会話レッスンのオンライン講師:時給1,500円~3,000円
紹介したのは一部なので、これ以外にもいくらでも案件が転がっています。自分の得意分野や好きなことと掛け合わせれば、単価はもっとあがるでしょう。
(例)
※英語スキル×ライティング=英語記事作成
※英語スキル×旅行=外国人旅行者の観光案内
副業で英語スキルを使うことで更にスキルアップ
英語初心者が、いきなり本業で英語を活かすのはかなり厳しいです。そもそも初級レベルの社員に英語が必要な案件を任せないですよね。
でも、副業は違います。
たくさんの案件の中から、自分の英語力にあわせた副業を選べばOK。
英語もライティングやプログラミングなどの他のスキルと一緒で、本を読んだり、頭でイメージしてるだけではなかなか上達しません。
英語は「言語」なので、使えば使うほど成長します。
英語の案件を探すなら、以下のサービスがおすすめです。
・クラウドワークス:日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」
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副収入を得ながら、英語のスキルを磨いて、本業での評価もあげることができる!
英語を使った副業はかなりお得だと思います。
・サラリーマンの英語学習は優先順位が重要
・サラリーマンの英語学習は優先順位が重要
サラリーマンの英語学習は優先順位を付けることが重要になります。ぶっちゃけ、ほとんどの企業の評価において英語が喋るかどうかは関係ないです。評価の対象はTOEIC L&Rのスコア。
実は、評価の対象であるTOEIC L&Rのスコアと英語が喋るかどうかは関係ありません。
僕の友人にもスコアが800点超えてるけど英語が喋れない人はいますし、逆に500点台なのにペラペラ喋れる人もいます。
なにが言いたいかというと、会社はあなたが喋れのかどうか。を見ているのではなく、TOEICテストで点がとれているのかどうか。を評価しているということ。
なので、一般的なサラリーマンが最初に勉強すべき英語はTOEIC L&R!まずはTOEIC L&Rで点数をとることに集中しましょう。
多くの大企業で管理職になるための条件としてTOEIC L&Rの点数が設定さていますが、1年間くらいあれば、昇進に必要な点数平均値である600点をとることは可能です。
点数別に難易度や必要な勉強時間の目安などをまとめるとこんな感じ。
※必要な勉強時間=英語力が0からスタートした場合
点数 | 必要な勉強時間 | レベル |
500点 | 450時間 | 普通の大学生 |
600点 | 700時間 | 大手企業の就職に有利 |
700点 | 900時間 | 大手企業の管理職レベル |
800点 | 1230時間 | 海外勤務の候補者 |
900点 | 1560時間 | 社内のだれもが認める英語力 |
1年間で600点を狙うなら、1日2時間ペースでTOEIC R&Lテストの勉強する感じですね。
忙しいサラリーマンにとって、1日2時間は厳しい日もあるかもしれませんが、土日は3時間勉強する。平日はすきま時間を利用するなど、工夫をすればいけると思います。
TOEIC R&Lはあくまで「テスト」なので、攻略法さえ身に付ければある程度の点数をとることができます。
今はTOEIC R&Lの攻略方法を教えてくれる、たくさんの参考書が発刊されているので、基本的には「独学」で点数を取れるようになれますね。
いろいろ参考書を試してみた結果、僕は特急シリーズが一番良いと思いました。 以下の3冊を何度も繰り返し読み解けば600点は普通にいけます。
TOEIC TEST 入門特急 とれる600点
TOEIC TEST入門特急とれる600点は、はじめて受験する人や久しぶりに挑戦するひとにおすすめ。各パートの特徴や問題形式、勉強法が細かく解説されていて、基本をマスターできます。どの参考書が良いか迷っているなら、入門特急でいいと思います。
1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急
文法問題は1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急を繰り返し勉強すればOK。解説の音声をすべてダウンロードできるので、移動中に勉強することも可能。すきま時間を効率よく利用したいサラリーマンにおすすめの一冊。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズにはTOEICで点数をとるために必要な単語が1冊にまとめられています。基礎の400語、頻出の300語、必須の200語、発展の100語で構成されていて、とりあえず本書の単語を覚えれば600点をとれる語彙力が身に付きます。
もちろん、英語を喋れる方が実際の業務には役立つと思いますが、サラリーマンとして「評価」される基準としてはTOEIC R&Lの点数です。
まずは目に見える「実績」として、TOEIC R&Lで600~700点をとりましょう!
・英語学習をコツコツと続けるためのポイント
・英語学習をコツコツと続けるためのポイント
英語学習をコツコツと続けるためのポイントを解説していきますね。英語力を身に付けるのに重要なのは、「どれだけ日々の英語学習を継続できるか?」です。
英語は日本語と同様「言語」なので、誰でも勉強すれば必ず身に付きます。逆に習慣的に触れたり使わないと一生できるようにはなりません。
英語学習が続かない理由は以下の2つのパターンが多いと思います。
・英語学習に上達や達成感を感じられない
・そもそも無理な学習計画を立てている
英語学習に上達や達成感を感じられない
英語学習に上達や達成感を感じられない人の多くは明確な目的やゴール設定がないことが多いです。もしくは1年間でTOEICテストで800点とる!とか、日常会話をマスターする。みたいな超難易度の高い目標設定をしているかですね。
前述した通り、TOEIC R&Lで点数をとるにはある程度の学習時間が必要ですし、喋れるようになるまでにもそれなりの時間が必要です。
ゴールがふわっとしていたり、高すぎるハードルを設定すると日々の学習に対する達成感や上達を感じることは難しくなります。
明確かつ無理のないゴールを設定することと、マイルストーンを設定することが大切。
例えば・・・
・明確かつ無理のないゴール:TOEIC R&Lテスト600点以上を1年間で達成する
・マイルストーン①:3ヶ月毎にテストを受けて、100点づつ上げていく。
・マイルストーン②:1ヶ月に1度は過去問題に挑戦して、30点スコア更新する
など、自分のゴールにあった小さなハードルを設定することで、モチベーションも維持できますし、進捗が悪いと危機感や緊張感も得られますので頑張れます。
そもそも無理な学習計画を立てている
そもそも無理な学習計画を立てている。これも良く聞くのですが、「英語をやるぞ!」というモチベーションが高いからと言って、無理して1日4時間も5時間も英語学習をする人がいます。
それで続く人もいますし、否定はしませんが、多くの人がだんだんきつくなってきて、息切れをしてしまいます。
まず、現状の1日を振り返って、無駄な時間を過ごしていないか?すきま時間がないか?を整理した上で、無理のない学習計画を立てるようにしましょう。
朝に30分、仕事終わりに1時間でも1年間で547時間の勉強時間になります。英語力が0からでも1年間でTOEIC R&Lテスト500点の達成は可能ですし、1年半くらいあれば600点に届くと思います。
1日の学習計画を立てたら、次は習慣化することが重要。無理のない計画であれば、最初は少し辛くても1、2週間頑張れば慣れてきます。
不思議なもので慣れてくると、勉強できないことが「なんだか気持ち悪いなぁ」と思うようになります。ここまでくれば勉強する習慣が身についていますね。
まとめ:英語はサラリーマンにっとて、強力な武器!
今回の記事をまとめると、
・英語は昇進や転職を有利にするサラリーマンの強力なスキル(武器)
・英語が必要な副業に挑戦すれば、稼ぎながらスキルアップが可能
・会社員が英語に挑戦するなら、まずはTOEICR&Lのスコアアップを狙え!
・学習を継続するコツは明確かつ妥当な目標設定と日々の勉強を習慣化すること
英語ができる人材はそれだけで、会社から重宝される存在であり、多くの会社ではTOEIC R&Lで600点以上とれば英語ができる人として評価してくれます。会社で認められるような高度なマーケティングスキルや営業力を身に付けるより遥かに簡単です。
なので、立派な学歴や特殊なスキルがなくて自信が無い人は、まずはTOEIC R&Lで600点を目指すことをおすすめします。
英語は「言語」です。勉強をすれば誰でも必ずできるようになります。地道に頑張れば手にすることができるスキルなので、ぜひ、迷っている人は挑戦してみてください。
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